
身体の不快感も痛みと同じように、
何らかの原因で、ストレスが個人の許容量を超えた時、
身体の反応として現れる心因性のものがあります。
身体のダルさ、痺れ、体内の不快感、
胃腸の痛みや不快感や不調、胸の痛み等々。
身体の不調や痛み、不快感を引き起こしている原因が
ハッキリと特定できるものは、その原因を解決すれば
身体の問題も解決するのですが、
その原因が解決したとしても
身体の問題が解決しないことがあります。
それは、何らかのストレスから起きる
身体の問題と言う関係から、
身体の問題の辛さや苦しさや不安から、
身体の問題に強く気持ちを向けてしまうことで、
身体の問題そのものが、
さらに身体の問題を引き起こす原因となる
悪循環に陥っているのです。
であるから、身体の問題に気持ちを向けなければ良いとなるのですが、
「あっそうか。」と簡単にはいきません。
この悪循環のループを抜け出すには、
自己の身体の健康への疑いから起きる不安の払拭、
または、不安を受け止めることが出来るようになる必要があります。
何らかのストレスが原因となり起きる身体の問題の関係を一次的問題、
悪循環のループによって起きている身体の問題を二次的問題として、
最初の施療のテーマとして、
一次的、二次的なものどちらに取り組むことが効果的なのか、
それとも、もっと根本的なものへ取り組むことが出来るのか、
その時々において判断していく必要がありますが、
最初は、二次的なものに取り組むことが
効果的になることが多いように思います。
不安を払拭するためには、
本人の現実的な考えと不安を呼び込む考えやイメージを取り上げ、
その二つをしっかり検証してもらい、
現実的な考えを大きく強くしていく方法。
または、その不安が心臓などの場合には
最初は、軽い運動から始めて次第に質を上げていくことで、
自らの行動によって自らの考えを打ち破っていく方法。
または、「私は体が弱いはずだ。」
「私は不幸に見舞われるはずである。」
「私ハ、自分の未来には無力である。」的なもの。
または、「私は、守られていない」感。
このような何らかの無意識に備えてしまっている信念(心の規則)を特定し、
それを新しく書きかえる方法等があります。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計