夏季休暇が終わり、再び仕事が始まります。
甲子園では熱戦が続いていますが、
私と兵庫県代表の報徳学園とはチョットした繋がりがあり、
応援しているのですが、
何とベスト8まで進出をしました。
この勢いで、どこまで勝ち進むのか楽しみです。
さて、以前にも催眠暗示のみで心を変えてしまうことは、
困難であることを書かせてもらったと思います。
このことは、アメリカの精神科医でもあり、
突出した催眠療法家でもあるエリクソン氏も
同じことを言っているようです。
しかし、
これは心の恒久的な変化を目的とする場合であり、
短期的な効果でもかまわない場合には、
この催眠、催眠した取り組みで
効果を十分にあげることが可能です。
普段では問題なくやれるのに
本番の試験や試合では緊張してしまい
本来の自分の実力を出せないと言うような場合には、
その直前に催眠暗示によって緊張を和らげたり、
上手くいけば全く緊張せず、
リラックスして挑むことが出来たりします。
催眠状態が十分に深く入ることが出来る場合には、
特に直前でなくとも、
前日やもっと前の日に後暗示によって
効果を出すことが可能です。
もちろん、
短期的な効果となる場合が多いので、
一度や二度、それによって
本番の試験や試合を乗り越えたからといって
それで良しではなく、
恒久的な効果のために、
過緊張を起こしてしまう原因となる心の規則の
書き換えの取り組みを行うことが大切です。
このような心のブースターに点火するような方法は、
懇意にさせて頂いたプロ、アマのアスリートの方々に
行うことで成果を出すことが出来ましたし、
3度、緊張のため資格試験や入試に失敗していた方にも
成果を上げることで実証しています。
その中の一人、
以前、オリンピック種目の日本でトップクラスの女性が、
若手の台頭もあり成績が振るわなくなり、
勝とうとするあまりに空回りし、
結果成績が振るわなくなっていました。
年齢的には、まだまだ若いのですが、
その競技では、ベテランと呼ばれる域に入っていて、
トップで戦えるのもあと1年、よくやって2年で、
気持ち良く引退するために
もう一度だけでも良い成績を残したいと、
ある方の紹介で、試合の2週間前にその女性はやってきました。
どうしたものかと、
とりあえず催眠を誘導してみると、
幸いにも催眠に深く導くことが出来たので、
その女性にとって
今まで一番自分の実力をそのまま出せた試合を特定し、
どのような想いで試合に挑んでいたのかの情報を引き出し、
次の試合で、それを再体験するように誘導を行ったところ、
何と、その女性は日本選手権で優勝を果たし、
世界選手権代表に選ばれ団体戦で3位を獲得。
そして、その年に引退。
言うまでもないと思いますが、
このような成果は、
元々その方が実力を持っているからこそです。
資格試験、入試においても同様で、
その方が合格するだけの
実力を持っているからこその結果です。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計