催眠的にリラックスするという事は、
ただ単にのんびりと寛ぐことの意味とは違って、
意識の活動を収めていき
無意識の活動に自分をゆだねた状態になることです。
倫理観、道徳観、後天的に学び取った
何かの価値観からも自分を自由にして、
心を開放した状態まで達すれば最高で、
禅のことを詳しく勉強した訳ではありませんが、
目指す所は共通しているのではないかと私は勝手に思っています。
この状態に達するための方法の一つとして、
全身の力を抜いて内なる感覚に気持ちを向けます。
この時、被験者以外の者がその様子を見ると
眠っているようにも見えることから眠りを催すものとして、
催眠という呼び名が付いたと言われています。
他にも面白いやり方があって、
椅子に座っても良いのですが出来れば寝転がって、
全身の力を抜き、意識の活動を収めるまでは同じですが、
ここからは、身体が求めるままに身を任せていきます。
どう言う意味なのかと言うと、
身体を横たえ全身の力を抜いたままじっとしたままでいるのではなく、
そのような状態でしばらくいると、
身体が動くことを求めて身体の感覚で伝えてきます。
それは、右腕や右肘がほんの少し曲げることを
求めてくるかもしれませんし、
左足が、左膝が大きく動くことを求めてくるかもしれません。
それらを制御せずに身体が求めるままに動くことを許します。
これもまた体験者がクネクネと身体を動かしているのを
体験者以外の人が見ると、
ただのだらしない人のようにも見えますが、
15分~30分程度でも行うと
心身をリフレッシュすることが出来ます。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計