随分昔の出来事ですが、
集合場所にメンバーが全員集まり、
さあ出発となった時に、メンバーの中の一人が、
「あかん。大の方をしてくるのでちょっと待ってて。」と
一目散で消えて10分、20分経っても戻らない。
そして、どうしたことかと思っていたら
そいつから「助けて」のメールが。
爆発寸前、ギリギリでトイレに辿り着いたら
男子トイレ使用禁止。
ゆとりがあれば移動することも可能だったが
爆発寸前で背に腹は代えられぬ。と女子トイレ突入。
幸運にも中には誰もおらず、
個室に飛び込めたので大きな災いは回避出来たが、
一難去ってまた一難で
入れ替わり入れ替わりで人の気配が途切れずで
「助けて。」のメール。
しかし、その時の私達には良い案がなく
「助け方が分からない。奮闘を祈る。」
の返信メールを送り待つことに。
下手をしたら何時間も待つことになる可能性もありなので
「とことん待ってあげよう。」
「いや先に出発するとメールしよう。」と
喧々諤々の話し合いをしていると、
そいつが疲れ果てた顔をして無事生還。
あの時、そいつの少し引きつり気味の笑顔から、
全か無、天国か地獄かの判断をして勝利したんだなと、
よくやったと我が事のように喜んだのだが、
もし個室から飛び出した時に女性が一人でもいたら、
どのようなややこしい事態になっていたのだろうか。
男子にとって女子トイレは禁断のスペース。
不可侵のスペースではあるけれども、
あの時の出来事は、
法律的にはどうなのだろうかと考えもしたけれども
まあいいかと流したことを
女性専用車両について書いたことで思い出したのでした。