〇盤面上の全ての駒が羽生には止まって見えている。
〇利き手ではない方で将棋を指しても勝てる棋士はいない。
〇試しに初手で指を振るわせてみたら相手が投了してしまった。
〇将棋の神様と交信する寝ぐせの様なアンテナを立てている。
上の様なヤケクソな逸話までも生まるほど
羽生さんはあまりにも強かったのですが、
その羽生さんが中2に完敗しました。
最近の羽生善治氏は、
棋神の強さに陰りがあるような気もしますが、
それでも将棋の7大タイトルの3つを保持するだけの
実力を保っています。
その羽生さんが何と、中2の少年に完敗したのですから
いや~恐ろしい奴が出てきたものです。
歴史は繰り返されるで
かつての羽生さんが若手の頃に
重鎮達を次から次へとなぎ倒した衝撃と
同じ衝撃を感じています。
私なんかは羽生さんに勝とうと思ったら
私の方が体内脂肪が多いことを最大限に活用した
時間制限なしの飲み食い禁止で、
勝敗はどちらが先に王様を詰ますか、倒れるかのルールでしか、
まず勝つチャンスはありません。
どのようにしてこのような怪物が育ったのか?
①子供の頃より将棋が何よりも好きだった?
②誰よりも将棋の勉強、研究、努力をしてきた?
③良い指導者に巡り合った?
どれもそうなのでしょうけれど、
そんな単純なものだけであるはずがない。
「誰よりも努力をすれば
タイトルを取ることが出来ると言うなら
そんな簡単なものはない。いくらでもしてやる。」
と吠えた棋士がいたとかいなかったとか。
つまり、上の3つなんてものは、
プロの棋士なら誰もがそうでしょうし、
誰もが人一倍勉強し、研究し、努力していると言うことなのです。
努力だけではどうしても届かない領域に、
足を踏み入れることの許可書を持っているかどうか。
その許可書は、
何かの拍子なのか、神様の気まぐれなのか、
本人も気付かない位に静かにそっと手渡されるものなのでしょう。
藤井聡太四段がはたして許可書を持っているのかどうか、
この先、非常に楽しみです。