心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

心のレンズ

2019年03月28日 | 心理カウンセリング

ー ヒンズー教の教え -


心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる。



グイグイとリードしてくれて

頼もしい所が好きなんて言っていたソイツが、

自分勝手に何でも決める所が嫌いで別れましょ!って、

同じことに、ある時は頼もしいで、ある時は、自分勝手。

全く訳が分からん。


てな感じで、昔ぼやいていた奴がいましたが、

こういう場合、本当の理由は別にあるのが普通で、

言葉通りに受け取ると混乱するだけです。


別れを切り出した本人すら気が付いていないと思いますが、

気持ちが先に来て、理由は後付け。

味も素っ気もない言い方をすれば、

好きじゃなくなったですかね。

催眠的に言うと恋の暗示が解けたでしょうか。


今回から数回に渡って少し硬い話を

させてもらおうと思います。


私達は、大地に転がっている石や岩とは違って

何も言わず、何もせず、留まっていても

何かを感じていたり、何かを思っていたりします。

そして、

浮かぶ落ち葉を川の流れが運ぶように、

流れる時間が人をどこかへと運んでいきます。

 

私達は、川に浮かぶ落ち葉の如く

そのまま流れに任せて進むのか、それとも違う流れに移るのかを

自分が自由に選ぶことが出来ます。

 

自分の性格、人格、性質、運命と言う言葉には、

何か生まれ持ったものだから

決して変えることの出来ないものであるかのような

イメージを持ってしまいがちで、


施療に訪れる方の中にも、今の苦しさや辛さは、

自分の生まれ持った性格から起きているものだから

変えることが出来ないのではと考えている方も少なくありません。

 

個人の性格や性質について、

遺伝子の影響はゼロとは言いませんが、

一番大きな影響を与えているのは、

個人が何を体験し、その体験を、どのように理解、解釈し、

何を学び取ったかであり、

個人の性格や性質は、それを示すものでしかありません。


別の言い方をさせてもらうと、心の癖です。


厳しい言い方をさせてもらうと、

私達が、「それは私の性格(性質)だから。」

「それは私の運命だから。」と言う時、

自分への慰めであったり、諦めであったり、

言い訳や誤魔化しであることさえあります。


あるいは、

今しばらく、今の流れに自分の身を委ねることを

良しとしている自分の心の表れかもしれません。

 

何かの体験から「自分は駄目な人間だ。」的な

強い自己イメージを持つ人は、


例え成功体験をしたとしても

自分が有していた能力や結果を認めず、

素直に喜ぶこともせずに、

「今回は、たまたまで次は上手くいかないだろう。」と

心の中の自己イメージと合致するように

自分の成果を否定的に捉えて理解します。


そして、

次に失敗したり望んだ成果を出せない時には、

「ほら、やっぱりな。」と結果を肯定的に捉えて、

心の色付きレンズを通してみている

自己イメージと合致することを確認して、

どこかの心のレベルで安心していたりします。


心に赤いレンズを装着していれば、

てが赤い色に見えますし、

青い色なら全てが青色に見えます。

この心の色付きレンズのことは、

心の癖とか自動思考とか瞬間思考とか信念とか言われています。


それらが現在の自分に心地良さや喜びや、

安定や活力をもたらしているのなら

何の問題もありません。


ですが、

現在の自分に足かせとなり、

苦しみや辛さを生み出しているようなら

それは現在の心のレンズを現在の自分に適したものへと

そろそろ変えなさいと言う心のメッセージです。

 

そして、今の自分の不快さや苦痛や不満足さ、

激しさや怖れや悲しさを本気で変えようとするとき、

誰もが、それを変えることが出来る存在なのです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン