ー ヒンズー教の教え -
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。
私達は、個人が持つ未来への期待に基づいた
目的に向けて行動や態度を取っています。
しかし、その個人の行動や態度が
非生産的、破滅的、衰退的であり、
苦しみや辛さや伴うようなものであるなら
その人の現在の生き方の方向を変えなくてはなりません。
そのためには、
その個人が目指す目的を変えることに本気になることが
なによりも重要で、
その後に思考(意識)と気持ち(無意識)と行動を
一致させることに個人で、または施療で取り組むことになります。
船長が愚かだと船が山に登ると言いますが、
船長が正しい目的地に向かって船を進めようとしても、
実際に船を動かす船員達が動いてくれなければ、
船の進路は以前のまま変わらずに進みます。
船員たちが動いてくれない原因を解決しないまま、
船長がいくら正しい目的地を示しても
船は、船長の望む方向へとは進みません。
より良い目的を見定め、
その方向へ動くことを阻害するものがあるなら
その原因を解決することが重要になります。
●再就職する気になれないのは、
職場で酷いパワハラにあったから。
●恋愛をしたくないのは、
酷く裏切られた経験があるから。
●引きこもっているのは、
学校でいじめを受けたから。
●人に近づきたくないのは、
両親から虐待を受けたから。
●目指していた大学受験に失敗したので
自分は価値ある人間ではない。
上のようなことは、
出来事であって、理由であって、切っ掛けであり、
原因ではありません。
その個人が絶対的な規則かのように
自分の心に言い聞かせているものが真の原因です。
重要な真の原因を放置したまま解決を試みることは、
その痛みは、足が骨折していることが原因ですが、
カルシウムを摂取して脚の筋肉を鍛えることが大切なので、
「さあ、今から運動しましょう。」
って医者は言うようなものです。
催眠的に考えると、個人が無意識に行った
自己暗示が強烈に維持されている状態であり、
その自己暗示を解除することで、
それまでの航路から、より良い航路へと変更することが、
可能となります。