1985年 新潟市内でB男宅から現金250万円を奪った事件で
手配中の35歳のA男が、栃木県宇都宮市で逮捕されました。
ところがA男の調べが進むと、
被害者であるはずのB男の250万円もまたB男がC男宅から泥棒で得たお金で、
C男の250万円もまたC男が泥棒で得たお金であることが判明。
なんかコントの様な出来事ですよね。
こんなに見事に繋がるものなのでしょうかね。
仮に100人に一人が泥棒だとして繋がる確率の計算式は、
100分の1×100分の1×100分の1=百万分の1
(計算式合っているかな?)
あり得ないですが10人に一人としても千分の1の確率。
3人の泥棒は、泥棒の自分が泥棒されるとは夢にも思わずに
戸締りとかゆるゆるだったのかも知れませんが、
その逆で長年培った泥棒の経験から絶対に泥棒に入られない家を
5,000万円かけて建てた泥棒が逮捕されました。(2004年)
泥棒御殿
この事件、まだ記憶にある人も多いと思いますが、
逮捕された山口慎弥容疑者(42)は、
約150平方メートルの敷地に地上3階、地下1階で、
建築費用約5,000万円をかけて絶対に泥棒に入られない家を建てました。
高さ1.8メートルのブロック塀で囲い、
玄関前には防犯カメラ、玄関の鍵は3個付けて、窓は小窓のみ。
20年の泥棒の経験をフルに生かして建築した
絶対に泥棒に入れない建物内に、
家宅捜索に入った捜査員が目にしたものは、
現金約1200万円、宝飾品や金の延べ板、
オーディオセット、家電など約1200点という盗品の数々。
こんな派手な建物を立てたら絶対に税務署に目を付けられて
徹底的に調べられて犯行が発覚することになるのは当然で、
闇の中でうごめく泥棒に注意が行き過ぎて、
お天道様の下でやってくる人たちにまで考えが至らなかったようです。
私が勤め人をしていた頃の話ですが、ある人が程々のベンツを購入したら
すぐさま税務署が乗り込んできたそうです。
泥棒にしても脱税にしても闇で残したお金は、
闇の中で眠ったままになるのが普通で、
皆さま、収入がちゃんとある人は正直に税金を収めましょうね。