2002年、娘の結婚式のために
アメリカに向かった67歳のイギリスの女性が、
機内で心臓発作を起こしました。
こんな時には搭乗員は呼びかけます。
「お客様の中にお医者様はいませんか?」
するとなんとまあです。
「私は医者です。」「私も医者です。」「私が医者です。」「医者は私です。」
「吾輩は医者です。」「僕は医者です。」「拙者は医者です。」「俺は医者です。」
「我こそは医者です。」「拙者は医者です。」「余は医者である。」「手前は医者です。」
「あたいも。」「あっしは医者でっせ。」「おいどんもそうです。」
15人もの心臓専門医が名乗りを上げたことで
手厚い治療で回復し娘の結婚式にも無事に出席することが出来たようです。
何という幸運。神に祝福された女性。
そして、藤井聡太棋士じゃないですが、
僥倖(ぎょうこう)としか言いようがありません。
ここで気になることは、治療費は請求されるのかどうか、
私の感覚では、機内での治療は「医は仁術也。」で善意の治療。
つまり、無料なんじゃないかと思ったりしますし、そうであって欲しい。
でなければ13人もの専門医が偶然にも乗り合わせたことで、
王様級の超VIP扱いの治療費は天文学的な額となり、
この女性、娘の結婚式どころの話じゃなくなります。
アメリカでは救急車も有料で、都市によって費用は違ってきますが、
約300~500ドルの料金が発生するようで、
さらに救急車の中で受ける応急手当にも医療費が発生するとのことです。
そして、病院での治療費ですが、
アメリカで盲腸の手術して病院に2泊した場合には、
治療費は200万円以上になるようなので、
海外に旅行する場合は、医療保険に入っておいた方が無難ですね。
それはそうと日本では少し前、
病院のたらい回し問題が報道でよく取り上げられていましたが、
最近では、とんとメディアから聞こえてこなくなったので、
問題がある程度解決したのだとしたら素晴らしいことですね。