Fafrotskies(ファフロツキーズ)は、
『空からの落下物』と言う意味だそうで、
原因が確定されていない自然現象のことです。
空から水滴が降ってきたら雨、
氷が降ってきたら雪とか雹、
岩が降ってきたら隕石となりますが
このような自然現象ではなくて
魚とかオタマジャクシが
空から降ってくる現象のことです。
このような現象は世界で起きているようで
日本でも住宅地に突然、魚の雨が降ってきたり、
石川県では大量のオタマジャクシが
降ったことがありました。
原因については、
竜巻説や鳥説や飛行機説等様々ですが
はっきりと解明されていません。
空からの落下物は、
魚やオタマジャクシだけでなく
時に人間が降ってくることもあるようです。
2019年のイギリス・ロンドンで
自宅の庭で日光浴を楽しんでいた
男性の直ぐ近くに
ドッカ―ン!
空から一人の男性が降ってきました。
庭先に飛行機が墜落したのではなく
1人の男性が降ってきた?
この男は、上空を飛行する旅客機の
車輪収納スペースに隠れていた密航者で
着陸態勢で車輪が出された際に
落下したようです。
旅客機での密航行為では、
車輪収納スペースに身を隠すのが
常套手段らしいのですが、
危険極まりない行為のようで
車輪収納室のスペースは狭く
車輪の出し入れの際に
押しつぶされる危険性があります。
高度飛行の際には酸素が欠乏し始め、
意識が保てなくなる危険性があります。
過酷な飛行をする戦闘機パイロットは、
この酸素欠乏症の危険と隣り合わせで
身体の異常に気が付いた時には
もう身体が動かなくなっていて
操縦不能の墜落事故となります。
なので自衛隊のパイロットは、
あえて酸素欠乏症を地上の装置で体験して
酸素欠乏症の初期症状を身体に覚え込ませ
初期症状の段階で回避行動が取れるように
訓練をするほどです。
スペース内の温度も激しく低下して
凍傷や低体温症になる危険性もあります。
なにせ世界最高峰のエベレストよりも
高い場所を飛行するのですから
車輪収納室の室温の過酷さを
想像することは簡単です。
なのに、なのにです。1947年以降、
この手段で密航を図ったことが
確認されているだけで126名もいて
77%以上が死亡しているようです。
23%も生還者がいることに驚きですが、
出入国の手続きもしていないので
ただの密航者。
仮に奇跡的に無事に密航が成功し
空港のセキュリティを突破したとしても
その後の生活はどうなんだろうか。
密航さえすれば現地で
偽造身分証明書や偽造パスポートを
手に入れられる段取りになっているのかな?
でもなあ。そんな手段を取ってでも
密航をしなければならない状況にいない
私達は、幸せな環境なんだと
つくづく実感します。
暖かな太陽の光、渇きを潤す雨、
幸運が舞い降りるなら嬉しいけれど、
よもやの人間が降ってくるって………。
魚、オタマジャクシ、人間、幸運、
日光浴をしている時に降ってくるのは、
どれが一番確立が高いんでしょうかね。