今の所、雨が降っても小雨程度なのですが
いつ本格的な雨が降り出してもおかしくないので
最優先の目的地を先に訪れます。
徳島中央公園 数寄屋橋
1906年に開設された徳島中央公園は、
城山とその周辺に広がる徳島城跡を利用した公園です。
数寄屋橋は、城内の凶事の際以外には
開かれなかった数寄屋門の前の堀に架けられた橋。
旧徳島城の堀
国指定の史跡の旧徳島城跡は、2006年(平成18年)に、
日本100名城にも選定されています。
旧徳島城跡 鷲の門
徳島城の城門であった鷲の門は戦失して
現在の物は、復元されたものです。
徳島城 下乗橋
鷲の門を通り抜けた先にある下乗橋は、
徳嶋城主が住む御殿への正面出入り口にあたる橋で
下乗橋の名前は、この橋の前で
駕籠や馬等の乗り物から降りて
渡ったことから由来しています。
徳島城博物館
鷲の門から下乗橋を渡り
公園内に入ったところ直ぐにあるのが
徳島城博物館。
徳島城博物館の入館は見送って隣接する
旧徳島城表御殿庭園を観賞します。
旧徳島城表御殿庭園 【国指定名勝】
昭和16年(1941年)に
国指定名勝に登録された旧徳島城表御殿庭園は、
江戸時代初期に武将で茶人の上田宗箇によって造られた庭園で
枯山水と池泉回遊式の庭園で構成されています。
現在の『徳島城博物館』のある場所に
藩主の蜂須賀家の過ごした表御殿があり
枯山水庭園が『書院の庭』。
築山池泉庭園が『居間の庭』として築庭されました。
徳島県で国指定名勝の庭園は、先ほど訪れた阿波国分寺庭園と
ここ旧徳島城表御殿庭園の二か所。
旧徳島城表御殿庭園 築山池泉庭園
阿波国分寺庭園と同じく旧徳島城表庭園も
阿波特産の大きな青石がふんだんに配置され
当時の戦国大名が好んだ蘇鉄も配置されています。
なにより手入れが行き届いています。
魅力が全く違う庭園を続けて鑑賞することで
旧徳島城表御殿庭園の魅力が
より引き上げられた可能性もありますが
この庭園も期待以上に美しかった。
築山池泉庭園 心字池
あえて一つ難点をあげるとすれば
庭園周辺のビルが見えてしまうことです。
さらに贅沢を言わせてもらうと他の庭園のように
本堂や書院等の縁側に腰を下ろして
のんびりと庭園を眺められる場所があれば
より良いかなと。
大きな心字池に中島が築かれ
周りに配置された多くの石一つ一つには、
何らかの意味があるはずなのですが
私には、それを正しく判別できません。
意味が分かれば庭園をもっと楽しめると思うのですが、
ただただ美しい。それでいいのだ。
枯山水庭園の方へと進みます。