心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

崩壊

2016年12月04日 | 雑感・愚見

 

あることの人気が、一部に留まらず、

社会へと広く普及していく(いる)

流行を陽の流行

 

インフルエンザのような

社会に害なすものが

社会に広く蔓延していく(いる)

流行を陰の流行とすると、

 

今回の新語・流行語大賞では、

年間大賞とした「神ってる」が陽の流行で

「保育園落ちた~」は

陰の流行となるのかもしれません。

 

「神ってる」「保育園落ちた~」という言葉を

幾度となくメディアが

電波や活字というボールにして

社会に投げ入れたのは存じていますが、

 

そのボールを多くの人が

自らの両手を伸ばしてキャチして

真に社会に広く蔓延したのかどうかは別にして、

 

主催者が流行したというなら

流行したかしていないのかについて

とやかく言うつもりはありません。

 

ただ、いくら流行したとしても

「死ね!」とか「殺す!」とかの

過激というか、汚い言葉の

最上位に位置するであろう言葉に

 

賞を与えて、表彰して、拍手って。。。

 

この影響で

幼稚園児や小学生の間で

「○○ちゃん死ね。」とか言い出したりする

悪影響を心配するのは、

杞憂なのかもしれませんが。。。

 

それが杞憂だとしても、

かなり違和感を感じます。

 

以前、オウム事件のときに

オウム事件に関連する様々な言葉が

長く幾度となく電波に流され

紙面に書かれましたが、

賞にノミネートされることはありませんでした。

 

その時の理由が確か、

「反社会集団の残した言葉は賞に値しない。」だったような。

 

これは、つまり

仮に、いくら流行したとしても

社会に害なす(人々の気持ちを害する)ようなものに

賞を与えることは宜しくないということだと

理解していました。

 

それからすると

今回の言葉、「死ね」は、

社会の人々の気分を害する言葉ではないとの

判断が下されたのでしょう。

 

狭い範囲で、

あるいは気心知れた間で絡み合いツールとして

使用されるのは

まあ有かなと思える余地があるにしても

 

多くの人から注目を浴びる

年の瀬の風物詩と化したイベントで

「死ね」の言葉に

賞を与えて、表彰して、拍手を送るは、

主催者および選考員の人たちの感覚を疑い、

かなりの違和感を感じずには入れない。

 

そのように感じる私の感覚が

おかしいのかもしれませんが、

 

私の中では、今回の一件で

新語、流行語大賞は

もはや

「死んでしまいました。」

 

今後は、

闇の中でうごめくゾンビの如く

私の視界の外側で

長く生きながらえることになるかと思いますが、

 

神って

人肌の柔らかな暖かさを持つ存在として

真に生き返ってくれることを願う限りです。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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