心の扉 神戸カウンセリング花時計

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書寫山圓教寺 摩尼殿

2019年11月24日 | 名所巡り(兵庫)

前回の明石海峡大橋の主脚登頂から1か月以上経過して

紅葉シーズンに突入し始めた11月某日に

前々より名所巡り最上位ランクの候補地となっていた場所に

ようやく足を運んできました。

 

 

 

 

 

 

その場所に訪れるのを後回しにしていたのは、

電車を約1時間、バスに約30分と乗り継ぐ必要があったので

ちょっと億劫になっていたんですよね。

 

 

 

 

そんなこんなで朝9時過ぎにロープウェイに乗車しています。

 

今回の名所巡りの場所は、姫路市の書寫山圓教寺です。

創建は966年で現在の住職は第140世だそうです。

 

圓教寺の伽藍は、標高371mの書寫山の山上にあって

昔は6つの登山道があったようですが

現在は姫路市が運営する「書写山ロープウェイ」が開通してから

ロープウエイ山上駅から仁王門を経て

摩尼殿へ向かう参道が主となっています。

 

 

 

 

ロープウエイ山上駅から少し歩いた所にある志納所で

入山料500円を納めて「西国巡礼の道」と称される

登山道のような勾配の参道を

20分前後歩いて摩尼殿まで行くのか、

 

入山料とは別に特別志納金500円を納めて

志納所直ぐの所から摩尼殿までを往復する

マイクロバスに乗車して行くのかを選択することが出来ます。

 

初めて書寫山圓教寺を訪れて

ロープウエイで標高250mまで登り、

さらにマイクロバスのルートでは何か味気ないですし、

マイクロバスのルートは仁王門を通らないようなので

私は徒歩を選択することにしました。

 

 

 

慈悲の鐘

 

志納所直ぐの所にある慈悲の鐘、ここで参道が二つに分かれます。

マイクロバスは、奥に見える参道を行きますが、

徒歩を選択した人達は、

手前側の参道を右へと進むことになります。

 

 

 

 

慈悲の鐘は自由に撞けるようなので歩みを進める前に

景気づけと申しましょうか、

煩悩を打ち払うためと申しましょうか、

せっかくなので一発だけ打ち鳴らさせてもらいました。

 

低い音と高い音が入り混じったような鐘の音が

書写山の樹々の間を通り抜けて広がります。

何時の頃からなのか寺院の鐘の音色が

結構好きになっているんですよね。

 

 

 

観音像

 

慈悲の鐘から仁王門までの

「西国巡礼の道」と称される参道脇には、

西国三十三所観音霊場にちなんで

銅製の観音像が三十三体設置されています。

 

 

 

 

書寫山圓教寺は、西国三十三所のうち最大規模の寺院で、

「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格は高く、

圓教寺の境内は国の史跡に指定されています。

 

 

 

 

私が書寫山圓教寺を初めて目にしたのが

映画「ラスト サムライ」で、

その時は「わあ素敵な雰囲気だなあ。」だけ。

 

次に目にしたのが京都を舞台にした映画「本能寺ホテル」で、

その頃の私は京都の名所をかなり巡っていたので

「えっこの寺院、京都にあるの?」って驚きと、

こんな素敵な雰囲気の伽藍がある寺院を見逃していたことの衝撃と、

身近に有るかもと期待が高まって

直ぐにロケ地を検索したんですよね。

 

 

 

東谷参道

 

この参道ですが日頃運動不足の私にとってタフな参道で、

何か所か石段であっても良いのではないかと思えるような

きつい勾配が続く場所があります。

 

タフな参道ではありますが舗装されていない土の道を歩くのは、

何なんでしょうか。良いんですよね。

それと良い観音像を発見すると「おおっ」なんて立ち止まって

お気に入りの観音像を鑑賞しながら楽しく歩けます。

 

 

 

書寫山圓教寺 仁王門

 

タフな参道が続いた先にようやく仁王門に到着。

 

後から登って来た小学低学年の団体が競うように

仁王門を通り抜けて行きます。

それじゃ名作映画を早回しで見るようなもので

勿体ないなと思うもあの年代は、

仲間達と楽しくやる事の方が宝なので無理もありません。

 

 

 

十妙院【国指定重要文化財】

 

十妙院は、江戸時代の建物で圓教寺の塔頭寺院の一つ。

内部には、狩野永納筆の襖絵があり

特別公開時に拝観することが出来ます。

 

 

 

十妙院 唐門

 

この先の参道は、これまた勾配のきつい「権現坂」と言われる

かなりの下りの参道を下りきった所にある石橋を渡ると

いよいよ書寫山圓教寺のお目当ての一つが現れます。

 

 

 

湯屋橋

 

姫路城主となった本田忠政が寄進した

「湯屋橋」という小さな石橋を渡れば、

書寫山圓教寺のお目当ての一つ摩尼殿とのご対面です。

 

 

 

書寫山圓教寺 摩尼殿

 

摩尼殿は、西国三十三所観音霊場の札所でもある

圓教寺の中心となる御堂とのことです。

 

 

 

 

何本もの支柱に支えられて崖上に立つ摩尼殿は、

京都の清水寺のような舞台造りとなっていますね。

 

 

 

 

摩尼殿へは、横の石段を登って行くのですが、

その様式は、清水寺ではなく奈良東大寺の2月堂に似ています。

 

 

 

はづき茶屋

 

摩尼殿を拝観する前に摩尼殿下の「はづき茶屋」で

山菜蕎麦とおにぎりで腹ごしらえ。

 

山菜蕎麦の出汁は関東風ぽい濃いめで味は普通でしたが、

炊き立てのお米で握られたおにぎりが、

お米が良いのか、水が良いのか美味かったなあ。

コンビニのおにぎりとは別物の味でした。

 

 

 

 

摩尼殿の支柱の部分だけを見せられたら、

清水寺と勘違いしても不思議ではありませんね。

 

 

 

 

摩尼殿の周りの樹々は、見事に色付いています。

 

 

 

 

剣に登り龍が巻き付いています。これって手水鉢だと思うのですが

柄杓が置かれていなかったのでどうなんだろう?

 

 

 

摩尼殿 玄関口

 

階段先で靴を脱いで摩尼殿にあがり、左に向かうと

摩尼殿の外廊下(舞台)になります。

 

 

 

 

苔むす木がまた美しい。

 

 

 

摩尼殿 外廊下(舞台)

 

この外廊下(舞台)から眺める景観が素晴らしかった。

紅葉をおかずに丼飯三杯は行けそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

摩尼殿内部

 

摩尼殿には、本尊の六臂如意輪観世音菩薩の他、

木造の四天王立像も安置されています。【国指定重要文化財】

 

 

 

摩尼殿 裏側参道

 

摩尼殿の裏側の様子を見ると摩尼殿が岩山の岸壁に

建てられているのが良く分かります。

 

何故、こんな大きな建物が岸壁に建てられているかというと、

建てるための土地が無かったのではなくて

観世音菩薩は、断崖絶壁におられると言われているので

あえてこのような場所に建てられています。

 

このことは以前、清水寺を拝観した時に

清水寺の本堂について関係者の方から教えて頂いたんですよね。

 

この摩尼殿裏側の参道を通って

映画「ラスト サムライ」「本能寺ホテル」を見て

一発で虜になった伽藍がある場所に向かいます。

 

 

 

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