江戸後期の浮世絵師『歌川国芳』は
無類の猫好きだったようで
家の中に数十匹の野良猫?飼い猫?が
歩き回っていて、絵を描く時も
懐に猫を入れていました。
死んだ飼い猫のために
仏壇を用意して位牌までも作って
供養していたと言われています。
だからなんでしょうけど、
歌川国芳の戯画には
猫を題材にしたものが多くあります。
歌川国芳と言う絵師は、
上の様な真面目な絵を描いた人と言うより
戯画を描いた人との印象の方が強くあります。
猫や植物や金魚等を
擬人化して描いている作品が多く、
下のお化けの絵や
下の人をユニークに描いた画は、
多くの人は一度位は目にしたことが
あるのではないでしょうか。
このような戯画を描いたのは
歌川国芳が最初ではなく
境内が国の史跡に指定されていて
古都京都の文化財として
世界遺産に登録されている
京都市右京区の高山寺に伝わる
最古の漫画と称される
鳥獣人物戯画【国宝】があります。
以前に高山寺を拝観させてもらったのですが
高山寺のメインと言って良いほどの場所に
立ち寄れていないので
もう一度の拝観したいなと思っています。
日本に猫がやって来たのは、
奈良時代から平安時代に
中国から仏教が伝えられた際に
ネズミの害から経典を護るために
船に一緒に乗せられてやって来たのだろうと
考えられていたのですが、
長崎県の壱岐市のカラカミ遺跡で
イエネコのものと思われる骨が
発掘されたことで
弥生時代から日本に猫が存在していた説が濃厚
になったんですよね。
なんかね。学者達は日本の文化や技術の多くが
日本の外から来た的な風に言っている人が
多い印象があって人や鳥以外の動物も
外からやって来た感じ。
船の行き来も無い時代に、どうやって?
いやいや昔は大陸と陸続きだった。
それが事実だったとしましょう。
その場合は、最初からいたのと同じじゃないの?
もしかしたら人間だって
大陸から日本じゃなくて
日本から大陸へと移っていった可能性は?
日本の縄文時代の遺跡から
世界最古の土器が発見されているし、
世界最古の農耕の痕跡も
発見されているようなんですよね。
どこかの頭の良い人がDNA調べで
アフリカから人類は各地に広がった
なんて説がありますが、
地球上に世界で最初に出来たのは日本であり、
淡路島だと言われている神話を
無理やりにでも信じている
私の様な人が一人位いても良いじゃないか。
それの方が楽しいしね。