1933年、イギリス海軍の観艦式の際に
国王ジョージ5世は連れてきた愛犬に
無意識に触れました。
当時、国王が国事の際に触れた者は、
貴族になるのが王権法の規定だったので
この犬は、即貴族に列せられました。
以前に紹介させてもらった一条天皇が、
大好きだった愛猫と一緒に
清涼殿にのぼるために
自分の愛猫に位を与えた話を思い出します。
たかが規則、されど規則。
なんかね。両方共に
そのような事態を想定しておらず
動物は規則を適用除外するの一文が
無かったかな。
ありとあらゆる事態を考えて
事細かく書くと一つの規則に関する
文字数が半端ないことになるし、
ガチガチで窮屈になってしまうので
規則の主旨を読み取って運用しましょう。
だと思うのですが、
何か規則の運用の仕方が
間違っている気もするような………。
具体的に書かれていない場合に
緩く規則を運用することも出来るし、
原理原則を守るために例外は認めずに
厳しく規則を適用することも出来ます。
また少しずつ規則を拡大解釈して適用し、
規則が出来た際の本来の主旨から離れて
首をかしげるような適用をして
社会を窮屈なものにしまうこともあります。
世の中には、
厳しく強く適用した方が
良い規則もあるし、
緩やかに柔軟に適用した方が
良い規則もあると思うのです。
そして、
個人の心の規則にも同じように
厳しく強く適用する方が良い規則があるし、
緩やかに柔軟に適用した方が
良い規則があります。
基本、最初に規則ありきではなくて
人々に社会に幸福が広がるために
人々が気持ち良く生活を営むために
規則が存在しているのだと思っています。
神は最初に天と地を創造されたじゃないけど
最初に規則があったのではないと思うのです。