フィリピンでは結婚当事者の片方が
今にも亡くなりそうな時には、
結婚証書に署名しなくても
結婚が出来るのだそうです。
これによって財産を残せたり
親族が結合できたりすると言うのが理由。
フィリピンの婚姻に関する法律の
恩恵を受ける人達もいると思うのですが、
物事には良い面と悪い面があるものなので
悪巧みをする人にとっては
付け入る穴に見えるかもね。
結婚証明書に署名しなくても
良いと言うことは、
双方の同意があったことを
確認するものが無くなりますから
受理した後に二人の関係について
調査する部署があれば怪しげな婚姻を
排除できる確率が高まるとは思うのですが
どうなんでしょうか。
日本の2007年~2009年にかけての
首都圏連続不審死事件(婚活連続殺人事件)の
【木嶋佳苗(きじま かなえ)】容疑者。
関西青酸連続死事件(後妻業事件)
2007年~2013年にかけて高齢男性三名が
青酸化合物によって殺害された事件の
【筧 千佐子】容疑者。
等に類する事件はフィリピンでは
発生していないんでしょうかね。
法律の穴をついた悪行や
法律を逆用した悪行によって
被害を受けた当事者はもちろんですが、
その行為が発覚することで
規制や法律が変更されたりして
当事者でない人達にも
色々と影響がでることがあるので
他人事ではなかったりします。
多くの子供達が遊んでいる日の公園で
一部の子供達のサッカーや野球によって
一人の子供が怪我をしたことで
サッカーや野球が全面禁止になり、
ならばと一部の子供達がそれに代わる遊びをし、
その遊びについても危険性があると指摘され、
一部の子供達だけを
公園使用禁止にするのは出来ないとして
全面使用禁止となるような感じでしょうか。
また子供頃に重要な人物が
口やかましく攻撃的だった場合、
◯◯さんの機嫌を損ねると
自分が口撃されるとして
◯◯さんの機嫌を伺うことに
過剰気味に気を配るようになり、
◯◯さんの部分が
他人に入れ替わることで、
心の構えの対象が◯◯さんだけだったのが
他人全体へと広がり
他人からの評価を酷く気にするあまりに
自分の考えや気持ちを抑え込み
自分を失くしていく感じでしょうか。
フィリピンの法律は、
怪しげな婚姻があったとしても
その陰の部分に注目をして
その都度に規制をかけたり
法律を変更することで
その法律の陽の部分を消してはいけない。
と言うことなのかも知れません。
何々であれば何々が起きない。
何々を防止できる。
徹底的に安全を求めて規制を強化していくと
最後には外出するにも
許可が必要になるかも知れません。
安全神話を追い求め
環境を作り上げることが重要ではなく
何かがあった時に役立つ盾と鉾を
身に纏うことが重要です。
私達は危険の中で生きているし、
私達は色々な欲望や価値観の中で生きている。
否が応でも自分の嫌な物を見て聞いて
接することを避けられません。
だからこそ盾と鉾の内で
自分の角が自然と削られて
心が丸くなれるのかも知れません。