心の扉 神戸カウンセリング花時計

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嵐山 大河内山荘庭園

2021年10月22日 | 名所めぐり(京都)

 

 

世界遺産 天龍寺の北門から出て

嵐山の竹林の小径を最後まで進んだ所に有るのが

次の目的地の大河内山荘庭園です。

 

初めて竹林の小径を歩いた時から

気になってはいたけれども立ち寄ることなく

何度も入り口の前を通り過ぎた大河内山荘庭園に

今回、ようやく訪れることになりました。

 

 

 

京都 嵐山  大河内山荘庭園

 

大河内山荘庭園は、昭和の映画スター『大河内傅次郎』が

30年の歳月をかけて造り上げた庭園です。

 

 

 

大河内山荘庭園 入り口

 

大河内傅次郎の当たり役の【丹下左膳】は、

だ白黒テレビの時代に人気のあったテレビドラマで

子供の頃は、よく見て知っていたので

あの丹下左膳の人が造った庭園と思ったのですが、

 

私が子供の頃にテレビで見ていた

丹下左膳を演じていた人は、

大河内傅次郎氏とは違う役者のようです。

 

 

 

大河内山荘庭園  園路

 

拝観受付を済ませて中に入ると

直ぐ目の前に現れたのが傾斜が強めの坂。

 

山荘庭園の敷地面積が20,000㎡で

山荘庭園の名称通りに石段の園路を

幾度となく登ることになりましたが

キツさを感じる程ではありませんでした。

 

 

 

大河内山荘庭園  大乗閣前庭.

 

傾斜の強い園路を登り

順路に従って少し歩くと現れるのが大乗閣前庭

 

大乗閣には、正面の石段を登って進むのですが

右方向に続く園路の先に抹茶席の案内版を発見。

 

この先の山荘庭園観賞の流れが全く分からないので

山荘庭園に入園そうそうではあるのですが、

入園券とセットの抹茶券を使用することにしました。

 

山荘庭園の観賞後に分かったことですが

庭園を巡ってこの場所に帰ってくるので

観賞後に抹茶席を利用することも出来ます。

 

 

 

大河内山荘庭園  抹茶席

 

紅葉シーズンには、この抹茶席も賑わうと思うのですが

私達が訪れたこの日のこの時間には、

私達の他には2つの机が埋まっていただけなので

貸し切りのような空間で抹茶を頂きました。

 

 

 

 

山荘庭園を巡った後で

この空間で抹茶を飲みながら余韻に浸るのも良さげです。

 

 

 

 

 

 

 

私の味覚では、抹茶の味は普通かな。

小さな和菓子の味が独特で印象に残りました。

 

ところで抹茶を飲む時に器を三回廻し忘れたら

トイレに入った時に水が流れないとか、

備え付けのトイレットペーパーが切れているとか

小さな不幸が身に起きるとか起きないとか。

 

 

 

大河内山荘庭園  中門【登録有形文化財】

 

休憩を兼ねた抹茶席を出発して、

この中門を通り抜けると

本格的に大河内山荘庭園の観賞が始まります。

 

 

 

大河内山荘庭園  大乗閣【登録有形文化財】

 

大河内傅次郎氏は、

1962年(昭和37年)に東京駅で倒れ、

最後を迎えたのが大河内山荘とのことです。

 

 

 

 

大乗閣の内部は観賞出来ませんでしたが、

建物内部の特別公開があるのだろうか。

 

 

 

 

大乗閣は、寝殿造、書院造、数寄屋造り等、

日本の伝統的建築様式を合わせ取り入れた建築物で

大河内傅次郎氏の構想に基づき建築されました。

 

まぜこぜの建築様式ってどうなのかと思いもしますが

確か金閣寺の舎利殿もそうでしたね。

 

 

 

 

大乗閣の前に設けられている長椅子に腰を下ろして

大乗閣を観賞することが出来ます。

 

 

 

 

大乗閣の観賞を終えて順路通りに進みます。

 

 

 

大河内山荘庭園  眺望

 

大河内山荘庭園の最初の展望所。

 

設置されている山々の案内板によって

眺望をより楽しむことが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

高く茂った木々の間を通り抜けるように

園路を歩み進めます。

 

子供の頃に同級生数人と山の中に

竹と木と段ボールで作った秘密基地へと繋がる

地図には載っていない秘密の通路のようです。

 

 

 

大河内山荘庭園  持仏堂【登録有形文化財】

 

持仏堂は、山荘で最初に建てられた建物

信仰の篤い大河内傅次郎氏が持仏堂で座禅を行ったり、

朝夕「南無阿弥陀仏」と唱えて過ごした場所。

 

 

 

 

夜になると持仏堂の外は、暗闇と静寂の世界。

灯りは、遠く山荘麓の京都の街灯りだけ。

 

魔とも聖とも分からぬ世界になる時間帯を

このような小さな祠のような持仏堂で

1人過ごす時もあったのだろうか。

 

 

 

 

持仏堂の前には、砂浜と松林を表現しているかのような

白砂と低い松の木で構成された小さな枯山水の庭があります。

 

順路に従って先へと園路を歩みを進めると

視界が開けた先に苔庭が現れます。

 

 

 

 

苔庭の奥にあるのが茶室『滴水庵』(てきすいあん)

 

 

 

大河内山荘庭園  滴水庵【登録有形文化財】

 

 

 

 

 

 

大河内山荘庭園  滴水庵 蹲踞

 

 

 

 

 

 

 

滴水庵は、茶室内部を覗き見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滴水庵を後にして順路に従って先へと進みます。

大河内山荘庭園の順路の案内板ほど

心強く感じた案内板は無かったように思います。

 

高い壁の間の細い通路を出口を探して歩く

昔に流行した巨大迷路に

順路が設けられている感じなんですよね。

 

 

 

大河内山荘庭園  嵐峡展望台

 

園路の視界がひょこっと開けたと思ったら

そこは嵐峡展望台でした。

 

左の山は、嵐山。大悲閣千光寺も見えます。

右の山は、小倉山。

二つの山の間は、保津峡谷。

 

山肌しか観えない展望台ですが

印象的な場所でした。

 

 

 

大河内山荘庭園 眺望  大悲閣千光寺

 

嵐山の中腹にある大悲閣千光寺にも

一度位は足を運びたいと思っているんですよね。

 

 

 

 

 

 

大河内山荘庭園  眺望 月香亭

 

月香亭の眺望の説明板には、

『比叡山』『大文字山』『衣笠山』

『双ヶ岡』『仁和寺の五重塔』が見えるとあります。

 

仁和寺の五重塔は、マサイ族の人には肉眼で見えても

私には無理なレベルです。

 

 

 

 

月香亭を過ぎると下りが続き

大河内山荘庭園の観賞が

終わりに近づいていることを感じます。

 

大河内傅次郎氏が役者で得た収入の殆どを費やして

広大な敷地に造り上げた大河内山荘庭園は、

現在も大河内傅次郎氏の遺族が山荘を維持しているようです。

 

これだけの大きな庭園を維持するのは

経済的に大きな負担だと思いますが、

この世に大河内傅次郎氏が存在した証でもある遺構を

朽ち果てさせたくない遺族の想いが伝わってきます。

 

 

 

大河内山荘庭園  大河内傳次郎資料館

 

大河内山荘庭園の拝観入り口の近くにある

大河内傅次郎氏の資料館

 

資料館と表記されていますが建物がある訳ではなく

屋根付きの壁に大河内傅次郎氏の写真等が

展示されている場所になります。

 

大河内山荘庭園は、庭園感よりも

広大な敷地に自然と溶け込むように

建てられた茶室や御堂や建物が有る山荘であり、

景勝地である感じがします。

 

 

次の三ヵ所目が今回の最後の目的地となるのですが

現在の時刻は、おやつの時間が近づいています。

 

午前中からこれまで口にした固形物は、

大河内山荘庭園の抹茶席の和菓子のみ。

 

同行者の友人と数時間にも及ぶ協議の結果、

本日の最後の訪問地に向かうのは、

どこかで昼食をとってからとなりました。

 

 

 

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