心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

兵庫県明石市 雲晴寺・月照寺・柿本神社

2023年01月30日 | 名所巡り(兵庫)

 

本場の『たまご焼き』を堪能した次の日、

朝一で窓を開けると大寒波の影響で

我が街、神戸にも少し雪が積もっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪国の方々は、大雪で大変だと思いますが

関西の街中に雪が積もっても

多くの場合は、靴が隠れるかどうかまで。

 

我が街がこうなら京都は間違いないと

雪を纏った金閣寺と妙満寺の雪の庭を観賞しようと

昨日に引き続き何の下調べもせずに出発。

 

ところが、ところが、ところがどっこい。

線路は続くよ どこまでも♬ の影響なんでしょうけど

運転取り止めに、電車遅れも激しい様子。

 

 

 

兵庫駅前 交差点

 

このような今日の交通事情を考えると

神戸と京都の往復をするには相当骨が折れそうなので

京都行きを断念することにして

昨日に引き続いて明石へと舵を切ることに。

 

 

 

兵庫駅前 ロータリー

 

兵庫駅の朝のホームの運航表示板には

遅延120分とか100分の電光文字が並び、

構内のアナウンスも大災害に見舞われたかのようで、

おらが街の積雪の状況との不一致感が甚だしい。

 

こんな日は部屋で大人しくが本筋だけれども

昨日からお出かけ気分を止める気になれず、

近くの明石なら電車のダイヤが少々荒れていても

何とでもなるだろうと

考えなのか願望なのかを巡らせていたら

タイミング良くやって来た普通列車に乗車。

 

 

 

明石市 人丸前駅

 

JR明石駅で山陽電車に乗り換えて

一つ隣の人丸前駅で下車。

人丸前駅までは歩ける距離ではあるのですが

山陽電車を利用したのには理由があります。

 

明石は、日本の時刻の基準となる

東経135度子午線が通る「日本標準時の街」で、

人丸前駅ホームには、

日本の駅では唯一の子午線標識が描かれています。

 

 

 

人丸前駅 子午線標示

 

子午線標示を覆っていた雪を、

足で払い除けて払い除けて、

スッテンコロリンとならぬよう注意しながら

うんしょと足で払い除けて、ご対面。

 

そして、人丸前駅は、

明石市立天文科学館の最寄り駅でもあります。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台と長寿院山門

 

明石天文科学館を訪れるのは、

後回しにして長寿院にも立ち寄らずに

凍てつく寒さのなかえっちらおっちらと

まず最初に訪れたのが雲晴寺。

 

 

 

明石市 曹洞宗月江山 雲晴寺

 

仁王門には、立派な仁王様の石像がありました。

石像の仁王像って珍しいかも。

 

木像と比べて耐用年数も長くなりそうだし、

維持管理のことを考えてというよりも

阪神淡路大震災が関係しているのじゃないかと。

 

 

 

雲晴寺 お地蔵さん

 

雲晴寺(うんせいじ)は

1639年に明石藩主の大久保忠職公とその姉が

南総里見八犬伝のモデルとなった里見忠義公を弔うために

伽藍を整備し寺領を増やしました。

 

 

 

雲晴寺 本堂

 

南総里見八犬伝は、いつだったか随分と前になりますが

NHKで放送された人形劇が大人気となったので

私の世代の人には良く知られた物語です。

 

 

 

 

南総里見八犬伝のモデルとなった人の供養塔があると知り、

これはもう一度位は訪れておこうと思っていたんですよね。

 

 

 

 

その他にも復元された宮本武蔵作の庭があります。

 

雲晴寺は、1945年の大空襲によって

山門を残して全焼し、

宮本武蔵作の庭も戦後復興の過程で埋められました。

 

2003年の本堂建設に伴う発掘調査によって

庭園の池の一部と『護岸を伴う島』の一部、

その島へ渡る為の石橋が確認されたことで

元の宮本武蔵が作庭した一部の庭が復元されています。

 

 

 

雲晴寺 永代供養墓

 

ここで早くも1つ目のバッテリーがアウト!

早い。早すぎる。

少し前から蓄電能力の限界に到達している兆候があって

買い替えとなれば少なくない出費となるので

かなり痛いんですよね。

 

 

 

雲晴寺 宮本武蔵作庭・幸運稲荷堂

 

ここが復元された宮本武蔵が作庭したと伝わるもので、

見ての通り復元された庭は一部も一部で池の周辺だけ。

こんなに一部とは思っていなかったので

案内板がなければ絶対に見過ごしてしまいます。

 

庭とも思えない庭ではあるのですが

私が眺めているのと同じ場所を

作庭過程で宮本武蔵も眺めていたはずと思えば

まあ感慨深くなります。

 

 

 

雲晴寺 里見忠義公供養塔

 

こちらは想像していた以上に立派なお墓でした。

 

京都・等持院の足利尊氏公のお墓、

せめてこれ位のお墓であっても良いように思うのですが

成し遂げたことと比べてお墓が小さ過ぎることに

何で感が今も消えずにいます。

 

 

 

明石市 柿本神社 西鳥居

 

次に訪れたのが亀の水

柿本神社の西鳥居の石段の手前右横にあります。

 

亀の水は、人丸山から湧き出る霊水で

『長寿の水』とも言われる播磨三名水の一つで、

手水鉢は常陸の国の飯塚喜兵衛宣政氏が寄進したもの。

 

 

 

亀の水

 

京都の松尾大社の名水『亀の井』の亀の像は、

亀らしい亀でしたが、

こちらの方は、龍と亀が合体した姿にも見えますし、

北の方角を守護する水神の玄武のように見えます。

 

 

 

 

手杓で一口飲んでみようと思ったのですが

今日のような寒い日に霊水の冷水を飲むのは、

れいすいに考え・・・冷静に考えるとちょっとね。

 

 

 

柿本神社 参道石段

 

この参道は、明石公園~文化博物館~妙見社~月照寺~

~明石天文科学館を結ぶ「時の道」と名付けられた

約2㎞の散歩道の一部になっています。

 

 

 

 

 

 

 

参道の石段を登り切ると目的地の一つ

人丸山 月照寺があります。

 

 

 

明石市 人丸山月照寺 山門

 

月照寺は、明石城の本丸跡にあった寺院で

平安時代初期の811年に空海によって創建されました。

つまりは月照寺のあった場所に明石城が築城された?

 

月照寺の山門明石市指定文化財)は、

1618年に徳川秀忠から伏見城の薬医門を拝領して

明石城の切手門として活用されていましたが

明治時代の廃城令によって明石城が廃城になり

1873年に月照寺の山門として移築されました。

 

 

 

 

現在の月照寺の山門は、阪神淡路大震災で倒壊した山門を

元の木材を出来るだけ使用し組み直し復元されたものらしい。

でも復元と言うよりも木材に年代物感もあるので

修復されたと言う方がぴったりくる感じ。

 

 

 

明石市 月照寺 境内

 

 

 

 

月照寺の山門を潜った所に有る二つの観音像は、

人丸観音像とふれ愛観音像。

 

 

 

 

今日、妙満寺の雪の庭を観賞することを断念しましたが

ここ明石で雪化粧をした庭園と出会えたのは嬉しい限り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月照寺 鐘楼と八房の梅

 

赤穂四十七士の一人、間瀬久太夫正明が

大石内蔵助良雄と共に月照寺を参詣して

素願の成就を祈り持参の鉢植えの梅を手植えしました。

 

本堂正面、鐘楼横に手植えされたこの梅は、

一つの花に八つの実がなることから

『八房の梅』と名付けられています。

 

 

 

 

 

 

月照寺 本堂

 

 

 

明石市 柿本神社 山門

 

以前は、月照寺と隣接する柿本神社は一つでしたが

明治の神仏分離令によって別の宗教法人となりました。

 

以前の神仏習合の名残なのでしょうか、

柿本神社の表門の名称は、神門か随神門だと思ったら

山門と表記されていました。

 

 

 

柿本神社 随神像

 

 

 

 

 

 

柿本神社 五社稲荷神社

 

 

 

柿本神社 手水鉢

 

ここの亀の像も、亀の水と同じ感じ。

もう普通の亀じゃないっしょ。

 

 

 

柿本神社 亀の碑

 

 

 

柿本神社 拝殿

 

 

 

 

 

 

柿本神社 狛犬

 

柿本神社拝殿前にある石造りの狛犬と獅子の台座には、

1754年の銘があり現存する石造狛犬としては

明石市内に限らず播磨でも最古の作で

昭和58年に明石市指定文化財となりました。

 

 

 

柿本神社 獅子

 

名工が製作した狛犬かどうは置いておいて

京都の上御霊神社の狛犬もそうでしたが

古い狛犬の頭には角があったりして

何とも言えない味わいがあるんですよね。

 

 

 

 

心より二礼、二拍手、一礼。

 

いつも同じ願い事は、

私個人の行いでは蝶の羽ばたき程度なので

大きな足らずを神様にお願いしています。

 

 

 

柿本神社 山門と眺望

 

 

 

明石市立天文科学館展望台と子午線標示柱

 

柿本神社の表門の前にある子午線標示柱(とんぼの標識)は、

高さが約7m、鉄柱の直径は15㎝、

上部のカゴ状の球は、地球を表し、

『あきつ島』(日本の異名)を象徴したトンボが乗っています。

 

 

 

 

 

 

柿本神社山門前 眺望

 

天候が良くなって気温があがり

降り積もった雪が解けて

帰る頃には、ダイヤの乱れも良くなることを願いつつ、

今日、最後の目的地へと向かいます。

 

 

 

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