皆様 あけましておめでとうございます
本年も何卒宜しくお願い申し上げます
除夜の鐘の音が響き終わり、新しい年が始まりました。
108つあると言われる煩悩(欲)を消し去ることは、
私が思うに幸せになれると言うよりも
穏やかな気持ちで過ごせる方かな。
若かりし頃、無理なトレーニングがたたり
左ひざを痛めて数日間スムーズに歩くことが出来なくなった時に
普通に歩けることがどれだけ有難いことかを
実感したことがあります。
しばらくして膝が癒えて普通に歩き始めると
有難く幸せな状態にあることを忘れたかのように
喜びの感覚は何処へやらです。
直近の足らずに注目して、その足らずが満たされたら
次の足らずに注目してしまう
人ってそういうものなのだとは思います。
京都龍安寺のつくばい「我唯足知(我ただ足るるを知る)」の精神を
会得すれば満たされ穏やかな気持ちで日々を過ごせるのだと思うのですが、
湧いてくる欲求を無くすことは簡単ではありません。
逃げ水の如く満たせば薄れていきがちな幸福感ではありますが、
人間、いや私は少しは欲を追っかけたいと言うか、
希望や期待を持てたり感じられることで
今日を生きて今日に感謝して
明日へと向かう気持ちになれる面もあるように思ったりするので
せめて目の前にぶら下がる人参は、
いつも見えるだけの気持ちではいたいなと思ったりします。
人参が自分の足らずを照らす光の如く
いや~な感じを味わうことの要因にしている
真面目と言うか不器用な人は一つか二つか三つ、深呼吸をして
人参は、欲であって楽しみであって喜びであることを
確認できればいや~な感じは薄れていくのではないでしょうか。
人参は、自分をブッ叩く棍棒なんかじゃなくて
美味しい食べ物で喜びなんですよね。
ラーメンで言うと大盛りにするとか、
チャーシューや味玉をトッピングのようなものかな。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計