勝海舟寓居跡であった場所の近くに、
祇園と名が付く神社があるので参拝することにしました。
祇園坂の標石
「平野の祇園さん」と呼ばれている祇園神社は、
水難除け・疫病退散・厄除け・大願成就に
神徳があるとされています。
祇園神社
ここまで、かなり歩いてきているので
こんな長くて急な石段を見ると、
「やっぱりやめておこかな。」と気持ちが萎えましたが、
次の機会がないかもと奮起。
869年に京都の鴨川が氾濫したり、疫病が蔓延したり、
雷が落ちたりと、色々な災いが度々に起き、
それを鎮める力があるとされた姫路の神様の分霊を
京都まで運ぶ御神輿が一泊したことに感謝して
祠をお祀りしたのが始まりと言われています。
祇園神社 石段
元気一杯の小学生が膝に手を当てて
一息つく位の88段の石段。
奈良の室生寺の最後の階段よりはマシですが、
途中、一度休憩を入れてしまいました。
でもねえ。学生の頃に武道の修練をしていた時は、
鍛錬でこれ位の階段を繰り返し駆け上がっていたんですよね。
「沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。」
石段上からの景色
祇園神社 謎の石
祇園神社 手水舎
竜が一匹と楕円形の手水鉢。
祇園神社 拝殿
祇園神社 石灯籠
干支が彫られている石灯籠。
祇園神社 本殿
本殿 狛犬
祇園神社 本殿裏
日清戦争従軍記念碑
日清戦争従軍と祇園神社との関係が勉強不足で分かりません。
市杵島神社(いちきしまじんじゃ)
海・芸能の神様だそうです。
烏原神社(からすはらじんじゃ)
祇園神社 新緑
祇園神社 境内からの展望
写真右の奥の方からここまで
よく歩いてきたもんだ。
祇園神社 御神木
市内の喧騒から離れた祇園神社には
新鮮な空気に満たされていました。
5,6人の小学生が境内で遊んでいる様子を見ると、
同じように神社の境内を遊び場にしていた
私の子供の頃を思い出します。
神戸新鮮市場
祇園神社で新鮮な空気を吸った帰り道で
神戸新鮮市場なる所に行き着きました。
神戸新開地商店街
この坂道をもう少し下り右に入った所に、
今回の目的地の最後の一つがあります。
春陽軒
随分と前に、家主さんから教えてもらった
創業大正神戸の老舗の豚まん一筋のお店。
店内には有名人のサインが沢山あります。
訪れた時間帯(午後5時前後)のお陰なのか、
私の他にお客さんが数人だけ。
豚まん一個が100円というリーズナブルな価格。
特性味噌タレと醤油を混ぜて食べるのですが、
豚まん自体にも味噌的な味が付いていて
ここ春陽軒だけの独特の味でした。
家主さんへのお土産を包んでもらって
今回の名所巡りは終了となりました。
今回、歩いた総距離は、
ざっと約10キロ弱歩いたことになるようで、
しかも行きの前半は、緩やかな登り坂。
ウオーキングで10キロも歩く気になりませんが、
少し歩いた先に目的地が連なると
10キロを歩いてしまうんですよね。
少しだけ歩いた先々に
サンドイッチとか、美味しいコーヒーとか、
にっこり微笑むレースクイーンとかが待っていると、
富士山にだって登れるような気がします。