心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

南禅寺 方丈庭園

2017年06月12日 | 名所めぐり(京都)

南禅寺 本坊 庫裡

南禅寺 大方丈庭園には、

昭和26年(1951)に国の名勝に指定された

通称「虎の児渡しの庭」があります。

 

前回来た時に、何故ゆえにスルーしたのか、

その記憶をあさり返しながら

建物の中へ。。。


靴を脱いでスリッパを拝借して

建物内にお邪魔させてもらうと

すぐ右手に抹茶を頂ける抹茶室がありました。


抹茶室

正面の庭の中央に滝が流れていて、あたりに漂う空気に瑞々しさと

水音のBGMが室内を心地よい空間にしています。

「あ~~~この空間でお茶を飲みたい。」

と、思ったもののスケジュールの都合上でスルー。


少し廊下を進むと

国宝の大方丈とその前に広がる枯山水の庭園がバーーーンと出現。


方丈庭園「虎の子渡しの庭」


この庭には、トリックと言うか、ある技法が施されていて

白壁の高さが奥に行くほど僅かずつ低くなっていて

白壁に見られる横線の幅も狭くなっています。

つまり、遠近法を用いて庭を広く見せているようです。


十分に広くて立派な庭だと思うけれども

遊び心でなのか、細部まで作り込むという作庭者の職人気質なのか。



白砂の模様は水の流れ、左奥の大きな石が親虎、小さな石が子虎、

親虎が子虎を順次、川を渡すイメージだそうです。

鶴亀の庭よりはイメージしやすいかな。


う~ん。長方形の枯山水庭園を囲む壁。遠近法。

どこかに同じような庭がありましたよね。

そうです。竜安寺の石庭なんですよね。


ちょっと気になったので

帰宅してからの私調べによると、

何と、何と、竜安寺の石庭も通称「虎の子渡しの庭」と言うそうです。

いや~驚きました。


小方丈庭園 別名「如心庭」


南禅寺 六道庭

うひょ~~~。またまた出ました。出くわしました。

私の大好きなこの形の廻廊です。


こんな廻廊がある家に住みたいと願っていますが、

土地取得費用、建築費用、メンテナンス費用を考えると

実現は不可能と考える方が自然です。


が、が、その不可能を可能にする方法が一つあって

その方法は、出家をして廻廊がある寺の僧侶となることなのですが、

これは、ちょっと私の心がOKを出しません。


ほぼ不可能に近い選択と「オラ、そんなの嫌だ―!」の選択。

こんな場合は、笑い飛ばすに限ります。

 

 

 

 

 

南禅寺垣のある中庭

 

茶室「不識庵」

 

小さなプールもありました。

いや、小さなお風呂が、いや、井戸。釣り堀?

南禅寺だけに豆腐を入れる所?

う~ん。。。とにかく何かがありました。

 

同じ俗名「虎の子渡しの庭」を持つ

世界文化遺産に指定されている龍安寺の石庭と

ここ南禅寺の大方丈庭園。


竜安寺の石庭と言うか、寺全体が質素、簡素で

イメージとしては白と黒。

ここ南禅寺の方は、白と黒に少し鮮やかな色が加わり雅感があります。

どちらの庭の方が美しいのか、完成されているのか、

答えは簡単。甲乙付け難し!


南禅寺方丈庭園は、これで終わりにして

南禅寺塔頭の一つ、天授庵に向かうことにします。


もう一つ南禅寺には、

水路閣の奥の階段を登ったところに南禅院があり、

その南禅院には世界遺産の西芳寺(苔寺)、天竜寺と並んで

「京都三名勝庭園」の一つに数えられている

南禅寺庭園と呼ばれる美しい庭園があります。


友人は、そこに向かいましたが、

私は、前回の南禅寺訪問の時にそこは拝観をしているので

私はスルーして天授庵に向かうことにしました。


天授庵の庭園を拝観すると

南禅寺の庭園フルコンボとなります。


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京都庭園巡り 南禅寺塔頭金地院

2017年06月10日 | 名所めぐり(京都)

今回の名所巡りの目的は、京都の名庭園巡りです。

 阪急電車に揺られて2時間弱で

今回の最初の目的地、南禅寺金地院に到着です。


金地院は、室町幕府4代将軍足利義持によって

京都洛北に建立された寺院洛北に建立された寺院で、

その後、南禅寺の住職であった以心崇伝(いしんすうでん)によって

現在の位置に移転され南禅寺の塔頭となりました。


この崇伝は、徳川家康のもとで

江戸時代の法律の立案、外交、宗教統制を一手に引き受け

幕政に大いに関わったことから「黒衣の宰相」との異名を持っていて、

ちなみに徳川家光、忠長の諱(いみな)は、

崇伝により名付けられたそうです。


さすがに徳川の時代には、一向一揆時代とは違って

そこまでの力を宗教集団は持ってはいなかったと思うのですが、

僧侶の身分は、士農工商の身分制度の枠外の

特別な位置に置かれていたのは間違いないようですね。


超有名な天海大僧正を忘れていました。

天海は、崇伝とならんで家康から重宝されていましたね。


<!-- 南禅寺 -->

 

南禅寺 金地院 庫裡

 

金地院は、南禅寺の塔頭の一つで

庭園は、国の文化財保護法に基づいて特別名勝に指定されています。


金地院の境内中央に位置する方丈の前には

作事奉行として数々の建築や庭園の建築に携わった

小堀遠州が作庭と唯一確証された枯山水庭園、

「鶴亀の庭」があります。

 

 

明智光秀が寄進した「明智門」(唐門)

 

弁天池

明智門をくぐってすぐある弁天池を

左手に向かうと「東照宮」からの「鶴亀の庭」

右手に向かうと「鶴亀の庭」からの「東照宮」と、

庭園を巡ることが出来ます。

 

金地院 方丈

 

方丈庭園の「鶴亀の庭」

写真では分かりづらいですが

長方形の広い庭園の大部分は、白砂で砂紋が描かれています。

 

鶴亀の庭の奥にある開山堂

方丈庭園は、徳川家光が上洛した際に見てもらうために

崇伝が小堀遠州に作らせたもので、

この庭の完成まもなく寛永10(1633)年に崇伝は死去してしまい

崇伝本人は完成した庭園を一度も見ることはなく、

また家光に見せるという願いも叶わなかったようです。

 

左側に鶴首を位置する「鶴島」


頭を右とする「亀島」

樹齢400-500年といわれるビャクシン

鶴島は、巣篭もり中の鶴の姿、

亀島は、海に潜ろうとする亀の姿を表したものらしいのですが、

私には美のセンスが無いのか、

どうしても鶴と亀の姿に見えないのが悲しい。

 

現在では、

木々が成長して庭園から東照宮を臨むことは出来ませんが、

小堀遠州は、

東照宮がある高台まで登っていかなくとも

美しい庭園から東照宮を拝めるようにと、

 鶴島と亀島の間に置かれている長方形の平べったい石、

「遥拝石」(ようはいせき)から拝めるように作庭したようです。

 

開山堂

 

開山堂の横を奥へと進み

 

御成門(おなりもん)

 

 

金地院 東照宮(拝殿)

金地院の東照宮は、

家康の遺言による全国に3つある東照宮の一つで、

江戸と日光の方角に向いて建てられていて

金地院東照宮の本殿には

家康の遺髪と念持仏が納められているということです。

 

東照宮(拝殿)と御透門(おすかしもん)

 

 

東照宮参道

 

 

 

弁天池

 

 

金地院の庭園は、竜安寺の石庭の如くシンプルで

方丈に腰を下ろし庭を眺めていると自然と心が落ち着く

そんな庭でした。


今日のように雨の日には

東照宮へと続く細い参道に伸びた枝と広げた傘が

何度となく接触し、庭園の手入れが行き届いていないのか、

あえてそうしているのか分かりませんが、

木々の間を縫うように歩く今の状態の方が

侘び寂び的とでも言いましょうか、私は好きです。

 

金地院を後にして次の目的地、

南禅寺の方丈庭園へと向かいます。

 

南禅寺 中門

 2度目の南禅寺拝観です。


三門前の庭園?緑地?

 

佐久間玄藩の片燈籠

 

南禅寺 三門

南禅寺の三門は別名「天下竜門」とも呼ばれ、

上層の楼を五鳳楼と呼び、日本三大門の一つに数えられます。

前に来た時にしっかりと写真に収めているのですが、

この迫力ある三門を撮らずにはいられませんでした。


三門をスルーすることは、

私的には、何か髪も身体も洗わずに

お風呂タイムを終えるような感じなのです。

 

雨の南禅寺三門

 

 

え~と、この三門に登れるようなのですが、

スケジュール的に前回、そして今回もスルーしてしまいました。

次回、訪問の機会があったときには

登って三門からの京都の景色を観てみたいと思っています。

 

南禅寺 法堂

 

南禅寺 水路閣

 

南禅寺と言えば、三門とこの水路閣なので

三門同様に写真におさめることに。

 

南禅寺 本坊の庫裡

 

 

 

南禅寺 大玄関

そして、前回の訪問時にはスルーしてしまった

方丈庭園の拝観に向かいます。

 

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レアル連覇

2017年06月04日 | 雑感・愚見

世界のサッカーファンが注目する

UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝が3日に行われ

レアル・マドリーがユベントスを4-1で下し優勝し、

大会制覇を果たしました。


リアルタイムで試合を見た方も多くいると思いますが、

あのセリエAで6連覇を達成し

乗りに乗っているユベントスを相手に

試合の内容も圧倒して今期のCLの覇者となりました。


どちらのチームも

パス・スピード、パス・ワーク、球際の寄せの強さ等

さすがと思わせるもので

よくもまあ鹿島がこのチームと互角の戦いをしたなと

誇りに思えます。


学問、伝統工芸、職人、どんな分野もそうですが、

最高のレベルのものを見ると

全部、美しい芸術のように思えます。


そして、同じ日のドイツ・デュッセルドルフでは、

卓球世界選手権の混合ダブルスで、

私の一押しの石川佳純選手と吉村真晴選手が、

48年ぶりの金メダル獲得という凄いニュースも飛び込んできました。


優勝のその瞬間、間違いなく石川選手は、

世界の人類の中で一番上に立った人にしか見えない

景色を観た人の仲間入りをしたわけです。


誰が担っているか知らないけれど

そのタイトルが重く負担にならずにさらなる力となるよう

メンタルトレーナーさん良いタイミングで介入を頼みます。


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