日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

働くためのモチベーション-プロを育てる-

2005-12-05 20:32:43 | アラカルト
今日の毎日新聞WEBサイトに野村総研:仕事やる気なし…20~30代正社員の4分の3という記事が、掲載されている。
先日エントリーした「お天道様が見ている」にコメントを下さったsamさんとも関係してくる内容のように感じる。

samさんのコメントを拝読すると、「構造設計」の審査機関や行政主事では偽装が見抜けないようですね。
行政の場合、大学で建築などを学び構造設計に詳しいという理由で、配属されているコトは無かったのでしょうか?
そして
「現在の日本の中では本当に専門知識を有する技術者はリストラされたり、会社の方針に従って不正に目を瞑っているのでしょう。若い技術者もコンピューターを操作するが、実際の設計の経験(意匠、構造、設備と言ったパート部ではなく、全て)がなく「感」が働きません。一見しておかしいと解るのがプロです。」
というのは、哀しい現実なのでしょう。

野村総研の報告は、その哀しい現実のもうひとつの一面を現しているような気がする。
詳細は、「2010年の経営戦略」を見ていただきたいのだが、「報酬」「自分らしさ」「キャリアアップ」の3つが「働くモチベーション」だとしたら、「プロフェッショナル」としての職務責任というのは、何処にあるのだろう?
私が社会人になってしばらくたったとき、ある方から「あなたと一緒に仕事ができてよかった。といわれる仕事をしなさい」と言われた。
「自分の仕事に対する責任というものも、なくてはいけない」と言うことも。

「自分らしさ」も「キャリアアップ」も、「仕事に対する責任」があって初めて周囲から認められるモノ。
何も、自己主張や年数だけではないのだ。
上っ面の言葉よりも、本当の「力(=実力)」を身につけるために、必要なことはなんだろうか?