日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

40代女性に市場が注目?

2007-03-29 21:27:18 | トレンド
「子育てもベネッセ頼み?」にコメントをくださった、めめさんありがとうございました。
「こどもちゃれんじ」を「講座」という表現をしたのは、子供に対してではなく親ごさんに対しての「講座」なのではないだろうか?と言うことでした。
ベネッセさんの「こどもちゃんれじ」などを見ていると、母親学級などとは違うアプローチがあり、互いに補完しあうと言うのもわかるのですが・・・旧来の母親学級なども「こどもちゃれんじ」などを参考にしながら、「お母さんがひとりで、子育てに頑張らない」ことを時代の変化に合わせて提案することを期待していると言うことなのです。

今日の産経新聞のWEBサイト他に、「TSUBAKI」に対抗 花王など相次ぎ新商品と言う記事が掲載されている。
確か花王は「アジエンス」と言うヘア・ケア商品で、「日本人(アジア)向け」という特化した市場をつくった。
その後追いとして、より日本女性を意識した商品として資生堂の「TUBAKI」が登場したのではなかったのではないだろうか。
追従するように、カネボウは「いち髪」と言う商品を発売している。
市場での人気はともかく、今回花王が投入しようとしている商品は「日本人向け」という特化ではなく、いろいろな意味で「曲がり角」にきている30~40代(特に40代)を対象としている意味で、資生堂の「TUBAKI」とはやや違う市場を対象としているような気がする。

実は、この春40代女性を対象とした雑誌などがリ・ニューアル、創刊が続いている。
毎日新聞のWEBサイトでも、知りたい:40代女性向けファッション誌創刊 「第二開花世代」に照準と言う記事が掲載されている。
40代女性と言えば、子育てもひと段落し、自分自身の時間的ゆとりができ始める頃だろう。
経済的にゆとりのある友人などを見てみると、フラワーアレンジメントなどのお稽古事を復活させたり、スポーツジムに通ったりして「自分の時間」を楽しんでいる。
もちろん、そのような女性ばかりではない。
それでも、40代女性を対象とする理由は「バブルを経験し、ブランドの魅力に取り付かれた最初の世代」であり、「お受験」を一般化させた世代でもあるからだろう。
すなわち、その後の世代の「ロールモデル」と考えられるのだ。

「いつもおしゃれをしていたい」「エイジレス」などは、今の40代女性のキーワードであり、それが市場が注目する理由なのだろう。