日経新聞のWEBサイトに、テレビに関する話題が2つあった。
そのひとつが、ソニーが新しく発売する高画質の65インチテレビ。
もうひとつが、薄型テレビの価格の値下がりが止まらない、という内容。
この2つの記事を読んで、思ったことがある。
それは「テレビを購入する生活者の存在がどこにあるの?」ということ。
今日のタイトルである「65インチテレビ」について、まず思ったことは「どんな人が、どんなところで見るのだろう?」ということだった。
ワンルームマンションのようなところで、65インチテレビというのは大きすぎるような気がする。
もちろん、「大画面を大迫力で見たい!」という方はいらっしゃるだろう。
とはいうものの、やはりリビングルームでそれ相応のスペースが必要なのでは?と、思ってしまうのだ。
それだけではなく、「エコポイント」+「地デジ化」で買い換えたリビング用のテレビを、簡単に買い換えるのだろうか?
もうひとつの「薄型テレビの値崩れ」という話だが、これは冷静に考えてみれば当然のことなのでは?と、考えている。
というのも、この7月24日から始まった「地デジ」放送の関係で、被災地を除く日本の全地域が「地デジ」化され、それにあわせ日本のほとんどの世帯が「薄型テレビ」に買い換えたはずだからだ。
それも一昨年から始まり今年の3月で終了した「エコポイント制度」の関係もあり、昨年の11月ごろをピークに、「薄型テレビ」に買い換えた世帯が多かったのではないだろうか?
とすれば、多くの家庭にある「薄型テレビ」の買い替え需要は、数年後となるはずだ。
それも、「エコポイント」+「地デジ化」で、買い替え時期を早めた家庭もあったことを考えると、今年中の「薄型テレビ」の買い替え需要というのは、大きく見込めないはずなのだ。
需要が少ない今、値崩れ状態になってしまうのは仕方ないはずだし、そのようなことはわかりきったコトだと思う。
実際、価格.comなどを見てみると、「エコポイント」+「地デジ化」で売れていた大型テレビの値崩れは確かにひどい。
発売当初の価格に対して、80%以上値下がりをしている機種もある。
であれば、この時期メーカーサイドも新製品を出して、市場喚起を起こすことよりも、従来の製品を作り、低価格に対抗したほうが得策なのではないだろうか?
その間に、しっかりと生活者の志向変化を分析し、来るべき「買い替え需要」に備えたほうが、企業リスクは少ないのでは?
確かに、家電量販店側としては新製品が少ないと、集客に影響があると思う。
思うのだが、何も「薄型テレビ」だけが家電量販店の取り扱い商品ではない。
逆に、お客様からの声を収集し、それをメーカー側にフィードバックさせることで、量販店ならではのオリジナル商品の開発のきっかけとなるかも知れない。
「日本全国一斉、薄型テレビ買い替え需要」が起きた直後だからこそ、じっくりと生活者の声に耳を傾ける、そんな姿勢が必要なのではないだろうか?
そのひとつが、ソニーが新しく発売する高画質の65インチテレビ。
もうひとつが、薄型テレビの価格の値下がりが止まらない、という内容。
この2つの記事を読んで、思ったことがある。
それは「テレビを購入する生活者の存在がどこにあるの?」ということ。
今日のタイトルである「65インチテレビ」について、まず思ったことは「どんな人が、どんなところで見るのだろう?」ということだった。
ワンルームマンションのようなところで、65インチテレビというのは大きすぎるような気がする。
もちろん、「大画面を大迫力で見たい!」という方はいらっしゃるだろう。
とはいうものの、やはりリビングルームでそれ相応のスペースが必要なのでは?と、思ってしまうのだ。
それだけではなく、「エコポイント」+「地デジ化」で買い換えたリビング用のテレビを、簡単に買い換えるのだろうか?
もうひとつの「薄型テレビの値崩れ」という話だが、これは冷静に考えてみれば当然のことなのでは?と、考えている。
というのも、この7月24日から始まった「地デジ」放送の関係で、被災地を除く日本の全地域が「地デジ」化され、それにあわせ日本のほとんどの世帯が「薄型テレビ」に買い換えたはずだからだ。
それも一昨年から始まり今年の3月で終了した「エコポイント制度」の関係もあり、昨年の11月ごろをピークに、「薄型テレビ」に買い換えた世帯が多かったのではないだろうか?
とすれば、多くの家庭にある「薄型テレビ」の買い替え需要は、数年後となるはずだ。
それも、「エコポイント」+「地デジ化」で、買い替え時期を早めた家庭もあったことを考えると、今年中の「薄型テレビ」の買い替え需要というのは、大きく見込めないはずなのだ。
需要が少ない今、値崩れ状態になってしまうのは仕方ないはずだし、そのようなことはわかりきったコトだと思う。
実際、価格.comなどを見てみると、「エコポイント」+「地デジ化」で売れていた大型テレビの値崩れは確かにひどい。
発売当初の価格に対して、80%以上値下がりをしている機種もある。
であれば、この時期メーカーサイドも新製品を出して、市場喚起を起こすことよりも、従来の製品を作り、低価格に対抗したほうが得策なのではないだろうか?
その間に、しっかりと生活者の志向変化を分析し、来るべき「買い替え需要」に備えたほうが、企業リスクは少ないのでは?
確かに、家電量販店側としては新製品が少ないと、集客に影響があると思う。
思うのだが、何も「薄型テレビ」だけが家電量販店の取り扱い商品ではない。
逆に、お客様からの声を収集し、それをメーカー側にフィードバックさせることで、量販店ならではのオリジナル商品の開発のきっかけとなるかも知れない。
「日本全国一斉、薄型テレビ買い替え需要」が起きた直後だからこそ、じっくりと生活者の声に耳を傾ける、そんな姿勢が必要なのではないだろうか?