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連日の大雨と熱暑で考えること

2023-07-18 20:17:49 | 徒然

毎日チェックをするネットニュースに表示される「注意報・警報」を見ると、「線状降水帯」が日本列島の西から東北へと移っていっている、ということが分かる。
そしてこれらの大雨だった地域が、連日の猛暑日の地域となってきている、ということも分かる。
もちろん、「線状降水帯」に含まれなかった名古屋などは7月に入ってから夕立のような天気があったり、猛暑を越して熱暑あるいは殺暑と呼んでもよいような暑さが続いている。
このような連日の熱暑にもかかわらず、何故か「梅雨明け」にはなっていない。
中学校の理科では「太平洋高気圧が日本列島を覆うと梅雨明け」と、習った気がするのだが、そのような状況ではない、ということなのだろうか?
新聞に掲載されている天気図を見ると、東海地区などは「梅雨明け」している様にも思えるのだが…。

私が子供のころ、夏休み真っ盛りの7月下旬から8月上旬でも最高気温30度を超す、ということは余り多くなかったような気がする。
それが、連日体温以上の暑さが続いている。
これが「地球温暖化」という呼ぶのだろう、と実感する。
このような連日の暑さに様々なメディアは「室内ではエアコンを適切に使い、熱中症にならないよう注意しましょう」という、注意喚起がされている。
しかし、3人に1人が「エアコンの使用を躊躇している」という。
「エアコンが設置されていない」のではなく、「エアコンを使うことに躊躇する」人が3割くらいいる、ということだ。
その背景にあるのは、高騰している電気料金があるのでは?と、想像している。
それだけではなく、日本の家屋は「エアコンを設置しても、効果的な冷房環境をつくり出していないのでは?」という気もしている。

というのも今朝の朝日新聞によると、学校のエアコン設置が進む中「暑い教室」の中で授業を受ける生徒さん達が数多くいる。
朝日新聞: 「暑い教室」断熱効果てきめん 生徒協力「エアコン利く」 

「エアコン設置」も急務だが、それより急務なのは「少ないエネルギーで最大の冷房効果を作り出す環境」ということなのでは?という、気がしたのだ。
限られた予算の中で、「断熱効果を上げることで、冷房効果を上げる」ということは、正しい判断だろう。
そう考えると、これまで建てられてきた住宅やマンション、オフィスビルなどはどうなのだろう?
10数年前、「外張り断熱」という言葉をCMで盛んに聞いた記憶があるが、「気密性が高い」住宅は増えても「断熱性」はどうなのだろう?と、疑問に感じたのだ。

昨今のような「熱暑」の環境の中で、多くの人が望むのは「涼しい家」だろう。
それも、エアコンなどに頼らず、自然の中で感じるような涼しさなのでは?
例えマンションのような集合住宅であっても、「熱暑でも自然の涼・真冬でも太陽の暖かさが感じられるような住まい」が、省エネ住宅として基準となっていくのではないだろうか?
余りの暑さの中、そんなことを考えていたのだった。



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