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マックとモスの共通点?

2012-09-16 19:38:18 | ビジネス
我が家の近所には、ファーストフード店の激戦区だった。
その激戦に敗れ?撤退をしたファーストフード店もある。
現在は、マックとモスの2店が勝ち残った、と言う感じだ。

そのマックとモスの前を歩くと、新作バーガーのお知らせを目にするコトになる。
マックは昨年辺りから、アメリカンバーガーシリーズの様に、米国各地のハンバーガーを期間限定で販売をしている。
私自身は食べたことが無いのだが、なかなかの評判らしく期間前に販売を終了となるコトもある様だ。
私が食べない理由はただ一つ、写真で見る限り「食べきれない」と思うからだ。
その米国各地のハンバーガー人気があったからだろう。
今年から、その対象範囲が広がり「世界のマックオリジナルバーガーシリーズ」が登場し、こちらもなかなかの人気の様だ。

人気の理由は、「世界の味が気軽に楽しめる」というコトと、海外旅行に行ってまでマックを食べたい!と言う気分にはなりにくい、と言う点だろう。
もちろん、ハワイなどに行った時なかなか食べる所が見つからず、見つかっても味などの点で心配な時は、マックに駆け込むと言う人も少なからずいらっしゃるとは思うのだが、多くの人は現地の美味しいモノを食べたい!と言う気持ちから、あえてマックを選ぶと言う方は余り多くないと思う。
だからこそ、「世界のマックオリジナルバーガー」が人気になるのだと思う。

一方、モスの場合はとことん「国内・国産」にこだわっている。
この秋の新作バーガーは、北海道のご当地人気メニューをハンバーガー仕立てにしている。
バンズにヒレカツ、その上にミートソーススパゲッティ、と言うボリュームのある「スパカツバーガー」と「ザンギ」と北海道で呼ばれている鶏の唐揚げのハンバーガー。
モスのこのシリーズは「日本の元気いただきモス」というのがテーマ。
おそらく昨年の東日本大震災以降に始まったシリーズの様に記憶している。
もちろん、レギラーで販売している商品や季節ごとの期間限定バーガーも「国産」にこだわっているのは、ご存じの方も多いと思う。

一見すると、マックとモスの新作バーガーは全く違う方向性を持っている様に思える。
マックは、グローバルな味の展開、モスは国内のローカルな味の展開だからだ。
本当にそうだろうか?
マックが紹介している味は、確かに海外の味であるコトには違いなと思うが「世界のローカルな味の紹介」と見るコトもできる。
どちらも、地域の味を紹介しているという点では、同じなのだ。

日本だけでは無く世界にも様々な料理があり、それを楽しむ人たちがいる。
その食の楽しさを「ハンバーガー」というカタチで紹介をしている点では、共通している。
「世界VS日本」という視点を外すと、このような共通点が見えてくる。

それにしても、日本という国は本当に食に恵まれた国なのだと実感する。



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