日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ハズレるから「予想」-大寒波-

2005-12-17 22:53:02 | 徒然
今週は、とにかく寒かった。
明日・明後日は、もっと寒くなるらしい。

確か、気象庁から発表された「この冬の気象予測」は、「暖冬」だったハズだ。
ところが、大寒波到来。
今月どころか、年明けまで続くという予測のようなのだが・・・。

実は、先月中旬に足を骨折したため「自宅の冬支度」が、できていない。
ギブスが外れたとはいえ、「体重をかけないように歩いてください」というお医者様の指示があり、不安定な状態で歩いている。
とても、押入れからストーブやこたつを出せる状況とは、なってはいないのだ。
ということで、現在の我が家は「吐く息が白くなる」状態にある。

今回の寒波は、20数年ぶりの規模?らしい。
ということは、ここ10年以上毎年「暖冬」といわれていたのは、本当なのだろう。
でも、暖冬に慣れてしまうと「暖冬の寒さ」が、「寒い基準」になってしまう。
20数年前の寒さが分からない体に、なってしまっている。
「秋に発表のあった気象予測は一体なんだったんだ!?」といってみたところで、「予測は、あくまでも予測であって事実ではない」ということだろう。
誰が悪い訳でも、ない。
でも、ついハズレたことに悪態をついてしまうのは、どうしてなのだろうか?
「信用をしている」からなのか?
「誰かに、責任を問う」コトで、自分を納得させたいからなのか?

とりあえず、押入れにしまいこんでいる厚手のセーターを出そうかな・・・。




アフェリエイト広告-カタチを変えた「口コミ」広告?-

2005-12-15 22:12:17 | マーケティング
Yahooのトピックスに「お小遣い」にもならないアフィリエイト、「収入なし~1,000円未満」は7割にのぼるというニュースがあった。
このデータを調査しているのが、NPO「アフェリエイトマーケティング」というところ。

個人のHPやブログが、一般的になってきたところもあり「アフェリエイト」という広告も注目を浴びるようになってきた。
テレビや新聞などの媒体を使う広告と違って、ある意味ゲリラ的な広告だ。
といっても、拙ブログが使っているgooは、アフェリエイトなどの広告掲載ができないシステムになっているので、私にはアフェリエイトからの広告収入は当然無い。

この春くらいから、一部の雑誌などでは「アフェリエイトで儲ける」という特集などが組まれていた。
雑誌だけではなく、本もいくつか出版されている。
そして、そのような記事に登場する人たちは、確かに儲けている。
このような「儲け話」は、実によくある。
「現実は違う」と、いうことなのだろう。

ここで気になるのは、「アフェリエイト」という広告の手法。
「果たして、本当に広告なのだろうか?」という疑問である。
ある意味、アフェリエイトで儲けている人は「自分のブログやHP内で商品・サービスを紹介」をしている。
いわゆる「実体験・実経験」を話して、商品やサービスを紹介しているのだ。
カタチを変えた「口コミ」といえるかも知れない。
だが・・・この「口コミ」に、半分くらいリアリティー(現実味)を、感じられないのだ。
「バナー広告」の変形というくらいにしか、感じ取れない。

マーケティングという仕事は、インターネットで得る情報も多い。
それでも「街」にでかけ、ローテックな方法で観察をし、実際の人の声を聞くことが、一番信頼できるという気がしている。

アフェリエイトという新しい「広告媒体」は、これから先どのように発展するのだろう?と興味を覚えつつ、「街で時代の風」を感じるバランス感覚がやはり大切だと思うのは、古いのだろうか?



All You Need is LOVE

2005-12-13 22:57:50 | アラカルト
「コミュニケーション能力」にトラックバックを下さった「時事を考える」のマルセルさん、コメントを下さったU-2さん、ありがとうございました。
この事件を起こした容疑者が、アルバイトとはいえ学習塾の講師であったことや教育課程を取得していたということに、驚いています。
「教育者としての資質」を、様々な場面で問われなくてはいけないということですね。
だいぶ前のエントリー「NPOという生き方」にトラックバックを下さったのは、Blog for Japanさん。ありがとうございました。「新しい金融機関」ということで、注目をされていますが、なかなか理解まではされていないようですね。これからの金融機関としてのあり方として、ぜひとも成功させて欲しいと思っています。協力できることがあれば、何なりと!
そして、「ポスト京都」にトラックバックを下さった、Star Prince JUGEMさんもありがとうございました。
カナダだけではなく、世界中のすべての国々が「国家としての品格」を問われる時代のように感じています。
「国家のエゴ」が、「世界の社会不安を呼ぶ」というのでしょうか?

昨日、「今年をあらわす漢字」が京都・清水寺で発表された。
「愛」だそうだ。
今年は、黒田慶樹さんと清子さんのご結婚や、スポーツ界の「愛」チャンの活躍で、選ばれたようなのだが・・・。
私には、「愛が必要な年」だったように感じる。
「愛」と言っても、「恋愛」のことではない。
「人・モノ・コトをいとしい」と感じる「愛」だ。

ここしばらく連続で起きている小学生を巻き込んだ事件。
IT企業とメディアのM&Aの攻防。
「耐震強度偽造」問題や、来週にも輸入再開される北米産牛肉のBSE問題。
事件の当事者の言葉には「自分の利益」ばかりで、「相手を思い遣る」という言葉も気持ちも無い。
特に、ビジネスがらみの問題や事件は「自己利益の追及」と、「無責任さ」だけが目立っている。
「ビジネスに情緒はいらない」と言わんばかりだが。本当にそれが「豊かな社会」を創ることになるのだろうか?
「企業価値を高める」ということには結びつかないと、彼等は考えているのだろうか?

なんとなく、社会全体が「ささくれ立ってきている」コトを象徴する言葉として「愛」が選ばれたような気がしている。
そして、いつから日本はそんな社会になってしまったのだろう?

コミュニケーション力-昨日から起きた様々な事件について-

2005-12-11 20:09:14 | 徒然
昨日、京都の学習塾で講師のアルバイト学生が小学生を刺殺した。という事件があった。
これまでの報道では「日ごろから問題があった」ようだ。
ひとつ疑問なのは学習塾なのだから、何も中学受験全教科を習う必要は無いはずなのに、容疑者の大学生は違っていたようなのだ。
「誰からも好かれたい」というのは、人として自然なことだと思う。だが、現実は決してそうではない。
「なんとなく合わない」という生理的に合わないタイプもあれば、「考え方や行動が嫌い」という理由がはっきりしている場合もある。
「苦手と思われる相手と、如何に上手にやっていくのか?」ということも、大切なコミュニケーション能力なのではないだろうか?
もうひとつ、新聞に掲載されていた内容で気になったことがある。
それは、大学での記者会見で「停学中、もう少し決め細やかなケアが必要だったのではないか?」という趣旨の質問があったことだ。
容疑者は、二十歳を越えてから傷害事件を起こし停学になっている。
その間、大学で何らかのケアをする必要があったのではないか?ということのようなのだが、そこまで大学が面倒を見る必要があるのだろうか?
今でも高校卒業と同時に、就職をする人は多い。
その人達からすれば、同様の事件を起こせば会社から解雇されるだけではなく、社会から様々な制裁を受ける立場になるはずである。
なのに、大学生だから大学がケアする必要があるというのは、どこかおかしいように思うのだ。

名古屋の繁華街にある百貨店で、高級腕統計4700万円の盗難という事件。
個人的には、起こるべくして起きた事件という気がしている。
実は、10数年前同じ百貨店で買い物をしていた時のことを、思い出したからだ。
百貨店の有名宝飾品店へ、友人の出産祝い(銀製のベビースプーン)を買いに行ったときのことだ。
季節は、クリスマス前の今ごろ。
普段よりも接客をする店員は多いのに、私がベビーギフトのコーナーに立っていることに誰も気が付かないのである。
店内が込んでいるといっても、普段の2倍程度。
それにあわせて、店員の数も増やしてあるのに・・・。
10数分、売り場に立って店員の様子をうかがっていたのだが、まったく気付くような気配は感じられなかった。
「忙しい」と言っても、「何処に、どんなお客様が立っているのか?」ということへの配慮が無いというのは、小売業の社員教育としては問題だと思う。
結局のところ、10数年前と何ら変わっていなかっただけのことなのだ。
「小売業とは何か?」「お客様とのコミュニケーションの取り方」そんな、基本的なことを改めて考える事件だという気がしている。

「ポスト京都」-エゴのぶつかり合い-

2005-12-10 22:07:37 | アラカルト
連日、耐震強度偽造問題や小学1年生女児殺害など「嫌な事件」ばかりがトップを飾っているニュース。
本当に、この国は一体どうしてしまったのだろう?
というわけでもないのだろうが、最近「国家の品格」という本がベストセラーになっているようだ(実は、まだ読んでいない)。
そんな中、実にひっそりとカナダで「京都議定書」の第1回締約国会議(COP/MOP1)が、開かれていた。

先回は、CO2最大排出国アメリカとアメリカに次ぐ中国が難色を示し、まとまらなかった。
今回は、様々な妥協案が提示されアメリカは渋々ということのようだ。
ところが、今度はロシアやインドが難色を示している。
「国益」という名のエゴのぶつかり合いばかりが、目立つ会議となってしまった。

60年前、日本は工業資源を求めて日米開戦へと突き進んだ(と、高校の日本史で習ったように思うのだが…)。
それだけ「資源」となるモノは、「国益」として大切なものなのだろう。
でも、そろそろ違う方向を模索する時が来ているように感じる。
「若干の不便を上手に乗り切る知恵」が、求められているように思うのだ。
特に、アメリカなどの化石資源が豊かな国は、その資源が枯れ果てる前に考える必要があるのではないだろうか?

アメリカが、「京都議定書」に難色を示している背景にあるのは、ブッシュ大統領のお膝元が石油関連企業が中心というだけではなく、いわゆるブッシュ大統領の周囲を固める人達も、そのような企業との関係が深いからだといわれている。
そういうバックボーンとなることモノが、見え隠れすると「国益」といいながら、実は一部の「企業エゴ」が、京都議定書を骨抜きにしているということも分かってくる。

「グローバルな視点」というのは、ビジネスでの常套句だが本当に今必要な「グローバルな視点」とは、「地球と生活者が幸せになること」なのではないだろうか?
年々乱暴になっていく季節の変化を見ると、そう感じるのだ。


「住む」ということ-耐震強度偽造問題-

2005-12-09 22:04:45 | ライフスタイル
最近、エントリーが滞りがちで、アクセスしてくださる方には申し訳ない気持ちで一杯だ。
病気だけではなく、怪我をしても「気持ちの落ち込みは、案外ある」と、実感している。
くれぐれも、お気をつけ下さい。

日に日に拡大している「耐震強度偽造問題」だが、当事者が毎日増えているにも関わらず、関係者一同のコメントが「他人事」のような内容ばかり。
マンション購入者やホテル事業者といった、最大の被害者以外「問題の重大さをどれだけ感じているのか分からない。」という、「不思議な問題」でもある。

この問題が発覚してから、感じてきたことがある。
それは「日本人と住まい」ということだ。
マンションではないが、日本の戸建て住宅の平均寿命がどのくらいか、ご存知だろうか?
約30年といわれている。
欧米では築100年を越す住宅が、普通にあるのに。
そればかりではない。
欧米では、このような古い住宅が高額な値段で売買されている。
おそらく、日本のような「中古住宅」という価値ではなく「ヴィンテージ・ハウス」という付加価値の高い住宅として、位置付けられ、住むこと自体がステイタスとなっているのだろう。

では、どうして日本の住宅の平均寿命が短いのか?
一部では「住む人が、飽きる」という理由が、あげられている。
確かに、日本人の価値観の中には「新しい」=「良い」というところがある。
それだけではなく、日本人の生活スタイルの変化は激しい。
生活スタイルに合わせれば、ドンドン建て替えていく必要があるのかも知れない。
しかし・・・30年という寿命は、住宅ローンを払い終えるのと同じくらいの年数。
この現実を、どう見るとよいのだろう?

景気回復基調により、東京湾沿岸には高層マンションが建ち並んでいる。
そして、そこに住む人の多くは住宅ローンを払っていると思う。
その住宅ローンを払い終えた時、マンションの価値はどうなっているのだろう?
そして、そのマンションによって壊された「東京」の都市景観は?

「住むバランス感覚」ということも、大切なのではないだろうか?

ヒット商品

2005-12-07 21:20:07 | トレンド
「働くためのモチベーション」のエントリーにコメント及びトラックバックを下さった「グーグーパンダの語る人生・・・(以下省略 申し訳ありません)のパンダさん、ありがとうございました。
若い世代の仕事への意欲が、年々下がってきているように感じるとともに、バブルの頃様な「拝金主義」的な風潮が復活しそうで、心配をしています。

最近暗い話題が多いせいなのか?ブログを書き進めることが辛い事が多い。

さて、師走になると「今年の○○○」というような見出しが、新聞などで目に付くようになる。
今日は、新聞各紙に「今年のヒット商品」が掲載されている。
紹介しているのは、朝日新聞のモノだがこのランキングを見ると「電子ツール」と言われる分野が、大躍進という感じだ。
1位の「ipod」に代表される「携帯デジタル音楽ツール」は、世代を超えて人気があったように思う。それだけではなく、「音楽配信」というシステムがより一般化したことで、その利用者の広がりを見せたのではないだろうか?
この秋には、「Pod cast」というラジオのインターネット放送の進化型も、提供されるようになってきた。

他に目を引くのは「寒天」だろう。
おそらく来年は、ランク外となっている商品だろうし、そもそも「人気商品」と言ってもこれまでの「寒天」=お菓子作りという意味のでのランキングではない。
そう、テレビの「健康番組」が火をつけた商品だ。
それにしても、毎年のようにこのようなテレビの健康番組によって様々な食品が、ブームを呼ぶ。
だいぶ前には「ココア」がブームになっていた。
普段ココアなど飲む習慣の無い、我が実家にあったときには「恐るべし健康番組」と思ったのだが、このようなブーム食材のその後というのは、どうなっているのだろう?
確かに、ココアなどは進化?し「黒豆ココア」なる商品まで登場、いまや定番商品となっているが、ブームに乗った人が愛飲しているのかは、疑問だ。

「ipod」等のデジタル商品というのであれば、「薄型の大型テレビ」も同じだろう。
来年のW杯ドイツ大会があり、時差の関係もありDVDとセットで売れるかも知れない。
「ヒット商品」というよりも、定番商品となっていくだろう。
でも我が家は、平成元年購入の耐用年数を大幅に越えた21インチのテレビに、当分活躍をしてもらう予定でいる。
というのは、テレビの視聴時間が短いためにテレビそのものが、元気?だからだ。
買い替えが迫らせるのは、「地上波デジタル放送」の本放送が始まる頃かも知れない。

ヒット商品といっていいのか?と思うのだが「ブログ」も、ランクインをしていた。
私もブログを始めて1年が過ぎた。
毎日という訳ではないが、エントリーし続けることで様々な方からコメントをいただいたり、トラックバックをいただくことも増えてきた。
ネットコミュニケーションという意味では、とても重要な位置をしめるモノとなるだろう。
そして、ジャーナルという意味でもますます強い力を発揮していくかも知れない。
「現場の生の声」という点では、誰もがジャーナリストになる可能性を「ブログ」は持っている。
ただし、ブログをエントリーする側もそしてコメントをする側も「読み解く力」「伝える力」ということが、求められるようになるだろうし、その中で「様々な棲み分け=カテゴリー分け」がされていくだろう。

「ヒット商品」等は、時代を映す鏡といえる。
「携帯音楽ツール」の原型を作ったのは、ソニー。
しかし、そのソニーが苦戦をしている。
企業は、如何に生活者の持っている「時代感」をつかむのか?
それが、大切だということを言っているのが「ヒット商品」なのかも知れない。

働くためのモチベーション-プロを育てる-

2005-12-05 20:32:43 | アラカルト
今日の毎日新聞WEBサイトに野村総研:仕事やる気なし…20~30代正社員の4分の3という記事が、掲載されている。
先日エントリーした「お天道様が見ている」にコメントを下さったsamさんとも関係してくる内容のように感じる。

samさんのコメントを拝読すると、「構造設計」の審査機関や行政主事では偽装が見抜けないようですね。
行政の場合、大学で建築などを学び構造設計に詳しいという理由で、配属されているコトは無かったのでしょうか?
そして
「現在の日本の中では本当に専門知識を有する技術者はリストラされたり、会社の方針に従って不正に目を瞑っているのでしょう。若い技術者もコンピューターを操作するが、実際の設計の経験(意匠、構造、設備と言ったパート部ではなく、全て)がなく「感」が働きません。一見しておかしいと解るのがプロです。」
というのは、哀しい現実なのでしょう。

野村総研の報告は、その哀しい現実のもうひとつの一面を現しているような気がする。
詳細は、「2010年の経営戦略」を見ていただきたいのだが、「報酬」「自分らしさ」「キャリアアップ」の3つが「働くモチベーション」だとしたら、「プロフェッショナル」としての職務責任というのは、何処にあるのだろう?
私が社会人になってしばらくたったとき、ある方から「あなたと一緒に仕事ができてよかった。といわれる仕事をしなさい」と言われた。
「自分の仕事に対する責任というものも、なくてはいけない」と言うことも。

「自分らしさ」も「キャリアアップ」も、「仕事に対する責任」があって初めて周囲から認められるモノ。
何も、自己主張や年数だけではないのだ。
上っ面の言葉よりも、本当の「力(=実力)」を身につけるために、必要なことはなんだろうか?



いくらなら払う?-NHK受信料-

2005-12-04 19:24:27 | アラカルト
最近PCの調子が悪く、フリーズすることが多くなった。
そろそろ買い替えの時期なのだろう・・・でも、もう少し頑張って働いてくれ!というのが、本音である。
そのフリーズが原因で、昨日のエントリーをお休みした。
何度か、チャレンジして解消しなかったからなのだが・・・(根性無しは、私のほうか?)

asahi.com.に気になる記事がUpされている。
「NHKにいくら払える? 評価委、信頼回復度を測定へ」だ。
昨年から続く、NHKの不祥事に受信料の支払い拒否が増え続けているのは、周知の事実。
ココにきて、やっと「世間的NHKの評価」を考えはじめたようだ。
対応としては遅い気がするが、こういう発想が今まで無かったのだから仕方ないだろう。

仕事でテレビCMなどをチェックすることが多いこともあり、NHKそのものを見ることが少ない。
だが、それが本当の理由ではない。
NHKが力を入れていると思われる番組ほど、見る気がしない番組になっているのだ。
なんとなく「自己陶酔型番組」が、NHKの看板番組のような気がするのだ。
もちろん、ニュースやスポーツ中継などは民放よりも優れていると、思うこともあるのだが・・・。
これは、あくまでも個人的な判断基準なので「大河ドラマ・義経」や「プロジェクトX」ファンも数多くいると思う。
「プロジェクトX」等は、NHK放送出版からシリーズ書籍として、大型書店では平置きが定番位置となっている。
それだけ、人気があるということなのだろう。

まぁ、いずれにしてもNHKもやっと受信者という「マーケットの声」を聞く気になったようだ。
果たして、NHK受信料にどんな値段がつくのだろう?
あなたなら、いくら払いますか?NHK受信料。


日常に潜む狂気-最近の事件-

2005-12-02 21:08:01 | 徒然
広島での、小学1年生女児殺害というショッキングな事件が解決したかと思ったら、今度もまた、小学1年生女児が殺害された。
今度は、複数の刺し傷がある上遺体を全裸にして遺棄したようだ。

この二つの事件の共通点は、通学路を狙われた犯行ということ。
本来なら「安全」であるはずの、通学路を狙うというのは・・・。
私が小学生だった頃とは、時代が違うにしても「歯車の狂った社会」という気がしてならない。
昔から、「変な人」というのはいた。
でも、様々な人が目を光らせて「変な人」から、子供たちを守ってきたように感じる。
それは大げさなものではなく、近所の人達が「学校の帰り?」とか、「早く帰りなさい」といった、日常的な会話から守られていたように思う。
今のように昼間の在宅率が悪くなっていることを考えると、そのようなことは無理なのかも知れない。
だからといって、父母・祖父母の送り迎えやアメリカのような車での送り迎えが当たり前になるのは、やはり異常な世界のように思える。

とすれば、どうすればいいのだろう?
「地域コミュニティー」の復活だろうか?
名古屋でも、少子化により小学校の統廃合が進んでいる。
となれば、当然子供たちの通学路は長くなる=学校が遠くなる。
統廃合された学校の跡地や旧校舎を利用して、高齢者のコミュニティー・ステーションを作り、そこを子供たちもイブニングスクールのようなカタチで利用し、自宅近くの高齢者と一緒に帰るというシステムは出来ないだろうか?

このように、日常的に狂気が当たり前に潜む社会から子供たちを守るための知恵が、必要な気がする。

そして、日に日に拡大している「耐震強度偽造事件」。
最大の被害者は、マンションを購入した人やホテル主だろう。
特に、マンションを購入した人にとっては、退去勧告や退去命令などが次々と自治体から出されるのに、代わりに住む家もない状態だ。
売主である企業は、「瑕疵担保責任」ということを盛んに言っているが、マンション購入者からすれば、30年近く支払う住宅ローンの返済などで、頭が一杯担っているはずだ。
であれば、金融庁なども「欠陥品と分からず、購入契約を結んだ」コトに対して、ローン契約そのものが、成り立つのだろうか?という検討をしても良いのではないだろうか?
そのくらいのことを、国交省だけではなく財務省なども検討しなくては、救済できないほどの問題なのではないだろうか?