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このまま水位が低下していくと-70cmで渇水対策本部が設置されて節水の呼び掛けが始まり、-90cmになると取水制限が実施される可能性があるとのこと。
琵琶湖の水位が観測史上最低になったのは1994年の-123cmで、この時は琵琶湖で潮干狩り(貝掘り)が出来たという伝説の年でした。
治水や利水対策が実施されているので深刻な水不足にはならないだろうとは思いますが、見慣れた琵琶湖の風景も少し感じが変わってきています。
例年と理がってコハクチョウも沖合にいることが多く、距離があり過ぎて観察がしにくいですね。
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湖岸道路を走行していると、琵琶湖の岸辺からやや近いところにコハクチョウ数羽がいましたので湖畔に降りてみる。
3~4組のコハクチョウの家族を見ていると、第一陣・第二陣のコハクチョウ達が次々と飛んできます。
仲間のいる所がよく分かるなぁと思うと共に、飛んできた方向が南方向からだったので“一体どこに居たんだ?”と不思議にも思う。
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湖北の空は冬になるとコハクチョウのグループやヒシクイの集団が交差するように行き交う姿が見られますが、今年は初めて見たな。
コォーコォーの声が聞こえてくると毎年のことながら嬉しくなりますね。
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コハクチョウは湖上を旋回しながら琵琶湖へ着水。
どんどん着水するので、一気にコハクチョウの数が増えてきました。
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既に湖面でエサ取りをしているコハクチョウの周囲にはヒドリガモやオオバンがおこぼれにあずかろうとひっついています。
首の長いコハクチョウでないと取れない水草が湖面に浮いてくるのを目ざとく拾います。
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1羽だけ羽ばたきしてくれるのがいましたよ。
写真の精度は悪いけど、コハクチョウの羽ばたきする姿はほんと美しいですね。
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羽ばたいてくれたのは1羽だけでしたが、見れただけでも満足でした。
この先、コハクチョウ達が田圃に上がるようになると、また楽しませてくれるはずです。
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飛んでくるコハクチョウもひと段落すると、皆エサ取りに夢中になります。
お腹が膨れたらどこかでお昼寝タイムに入ることでしょう。
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コハクチョウが離水する光景にも出会いたかったのですが、当分はお食事タイムでしょうからこれで引きあげる。
ガンカモ・猛禽・小鳥と湖北の冬が始まりましたね。
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