きのうの朝日杯オープン戦で、中井広恵女流六段が、熊坂学四段に勝利した。男性棋士に勝つのは素晴らしいこと。おめでとうございます。
今年最初のLPSA金曜サロンで、サロンに遊びにきていた渡部愛・現ツアー女子プロと将棋を指したときのこと。
渡部ツアー女子プロの三間飛車に急戦を仕掛けてこちらが優勢になったが、終盤で強烈な端攻めを食らい、悔しい逆転負けとなった。
2009年1局目の将棋を惜敗して荒れていたら、植山悦行手合い係氏が「泣きの再戦」を組んでくれた。
2局目は矢倉戦になった。その将棋は序盤の私の疑問手を渡部ツアー女子プロが咎められず、こちらが優勢になった。以下必勝の将棋になるも、渡辺ツアー女子プロの猛追に遭い、最後はこちらが負けの局面もあったが、なんとか勝つことができた。
このとき、観戦していた中井広恵女流六段が、
「一公さん、一公さんの将棋は手厚いから、矢倉を勉強したらいいですよ」
とアドバイスをくれた。私はこういう言葉は素直に受け入れる。
それから私は矢倉を勉強し、後日おとずれた金曜サロンの中井広恵女流六段との指導対局(平手)では、相矢倉を志向した。しかし中井女流六段に急戦でこられ、完敗した。
それは実力差だからいいとして、私には中井女流六段の将棋も手厚い、という印象があったので、中井女流六段と私の棋風は似ていると思いこみ、ちょっと悦に入っていた。
ところがある週の金曜サロンの帰り(というかアフターサロンへ行く道すがら)、そのことを告げてみると、
「ええ? 私と一公さんの棋風は違うでしょう」
と言うではないか。
「え? 違うんですか? 私はてっきり中井先生と同じ棋風だと思って、誇らしく思っていたのに…」
「違います」
中井女流六段は冷たい。
「ああガックリ…なんかフラれた気分だわあ…じゃあボクに似ている棋風は、やっぱり藤田(麻衣子)先生ですかねぇ…」
「それもちょっと違うと思う」
「はあ? じゃあLPSAでボクに似ている棋士は誰なんでしょう。あ、女流棋士会の棋士でもいいです」
「う~ん…」
と考えた、中井広恵女流六段の答えは
「リョーコちゃんじゃない?」
千葉涼子女流三段、とのことだった。攻めが鋭く、手厚い将棋、が共通しているのだろうか。
自分の棋風が女流棋士の誰に似ているか、もし自分の将棋を熟知している女流棋士がいたら、ご教示願うのもおもしろいと思う。
今年最初のLPSA金曜サロンで、サロンに遊びにきていた渡部愛・現ツアー女子プロと将棋を指したときのこと。
渡部ツアー女子プロの三間飛車に急戦を仕掛けてこちらが優勢になったが、終盤で強烈な端攻めを食らい、悔しい逆転負けとなった。
2009年1局目の将棋を惜敗して荒れていたら、植山悦行手合い係氏が「泣きの再戦」を組んでくれた。
2局目は矢倉戦になった。その将棋は序盤の私の疑問手を渡部ツアー女子プロが咎められず、こちらが優勢になった。以下必勝の将棋になるも、渡辺ツアー女子プロの猛追に遭い、最後はこちらが負けの局面もあったが、なんとか勝つことができた。
このとき、観戦していた中井広恵女流六段が、
「一公さん、一公さんの将棋は手厚いから、矢倉を勉強したらいいですよ」
とアドバイスをくれた。私はこういう言葉は素直に受け入れる。
それから私は矢倉を勉強し、後日おとずれた金曜サロンの中井広恵女流六段との指導対局(平手)では、相矢倉を志向した。しかし中井女流六段に急戦でこられ、完敗した。
それは実力差だからいいとして、私には中井女流六段の将棋も手厚い、という印象があったので、中井女流六段と私の棋風は似ていると思いこみ、ちょっと悦に入っていた。
ところがある週の金曜サロンの帰り(というかアフターサロンへ行く道すがら)、そのことを告げてみると、
「ええ? 私と一公さんの棋風は違うでしょう」
と言うではないか。
「え? 違うんですか? 私はてっきり中井先生と同じ棋風だと思って、誇らしく思っていたのに…」
「違います」
中井女流六段は冷たい。
「ああガックリ…なんかフラれた気分だわあ…じゃあボクに似ている棋風は、やっぱり藤田(麻衣子)先生ですかねぇ…」
「それもちょっと違うと思う」
「はあ? じゃあLPSAでボクに似ている棋士は誰なんでしょう。あ、女流棋士会の棋士でもいいです」
「う~ん…」
と考えた、中井広恵女流六段の答えは
「リョーコちゃんじゃない?」
千葉涼子女流三段、とのことだった。攻めが鋭く、手厚い将棋、が共通しているのだろうか。
自分の棋風が女流棋士の誰に似ているか、もし自分の将棋を熟知している女流棋士がいたら、ご教示願うのもおもしろいと思う。