一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・大庭美樹女流初段③

2009-07-19 00:58:19 | LPSA金曜サロン
17日のLPSA金曜サロン、昼は大庭美樹女流初段の担当だった。
15日(水)、東京・将棋会館で行われた第3期マイナビ女子オープンの抽選者の中に、さる有名な政治家のお孫さんがいた話はあまり知られていない。
その彼(高校生)が引いた色紙が、大庭女流初段だった。これは大庭女流初段もご存知ではなかったようである。自分の色紙が、著名な方のお孫さんの部屋に飾られる。これは名誉なことだと思う。
話が脱線するが、今年5月に行われた「将棋ペンクラブ・関東交流会」には、観戦記者・井口昭夫氏の義理の息子さんも参加されていた。井口氏には生前お目にかかったことはないが、息子さんも礼儀正しい方で、お義父さまのエピソードには、心が温まった。
「井口昭夫」「エピソード」で思い出したが、大庭女流初段は、姉の美夏1級とともに、毎日コミュニケーションズ発行の「大山康晴全集」の編集スタッフの一員だった。もちろん編集作業中は、大山康晴15世名人もお元気だった。
そのときは、大山15世名人とは打ち合わせ作業はなかったのだろうか。もしあったなら、そのときのエピソード(状況)を、今度私だけにこっそり教えてもらいたい。
さてこの日の金曜サロンは、前日も書いたが会員が少なかったので、私は午後3時少し前に伺ったのに、4面指しの1番手グループで、指導対局を受けることができた。金曜サロンに通い続けて1年4ヶ月、このケースは初めてだった。
将棋は、例によって大庭女流初段のなかなか態度をはっきりさせない序盤に幻惑された。△4三銀と上がったからふつうの振り飛車ではないと思い、△6二銀と上がったから雁木だと思い、△6三銀と上がったから右玉だと思ったら、△2二飛と、向かい飛車の作戦できた。しかし木村美濃でくるかと思いきや△7二銀と引き、いつの間にか高美濃囲いになっていた。
大庭将棋は、何回指しても分からない。なかなか作戦を明示しないこの指し方は、まことに厄介だ。
マイナビ女子オープンでは、予選決勝で高群佐知子女流三段と当たる可能性がある。高群女流三段も、右玉を得意とする典型的な受け将棋である。このふたりが激突したら、面白い将棋になると思う。
プロだから当然だが、大庭女流初段は実力がある。ただ勝利への執念が希薄なだけだ。25日は、自分の将棋を100%出して、頑張ってもらいたい。
コメント (3)
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