きのう17日(月)は、LPSA芝浦サロンへ行った。私がサロンへお邪魔するのは原則的に金曜日。ところが先週、たて続けに仕事の注文が入り、17日から終業時間が午後6時になってしまった。これでは金曜日ですら、サロンへ行くのが難儀である。どうしようか。
そんな状況の中、きのうサロンへ向かったのは、担当女流棋士が中倉宏美女流二段だったからだ。
7日(金)の中倉女流二段担当のとき、私は事前に指導対局の予約を入れていながら、体調不良のためキャンセルしてしまった。その借りをここで返そうというわけである。むろん相手が中倉女流二段だからそういう行動に出たわけで、ほかの女流棋士だったら、家でテレビを観ていただろう。
6時50分ごろ入室すると、先客がひとりいた。旧金曜サロンの会員で私の棋友でもあるが、とりあえずイニシャルは伏せておく。手合い係は珍しや船戸陽子女流二段。昨年10月26日(火)の松尾香織女流初段担当のとき、船戸女流二段が遊びに来ていたことがあるが、手合い係の船戸女流二段を見るのは初めてである。体調がわるいようだが、大丈夫だろうか。
もっともそれは私も同じで、インフルエンザは完治したものの、まだ少し咳が出る。その咳を我慢するのが辛かった。
中倉女流二段と会員氏がいい雰囲気で将棋を指していたので、私は船戸女流二段を指名して一局、とも考えたのだが、それでは今回来た意味がない。お楽しみのところを申し訳ないが、私も入って2面指しとなった。
対局開始直後、棋友氏が
「この前の大庭美樹さんとの将棋、船戸先生に見せたら、ノータイムで☖6七成銀だったよ」
と口を挟む。12日にアップした大庭女流初段との将棋のことをいっているのだ。棋友氏の熱心さには本当に頭が下がる。しかし「☖6七成銀」は一目か…。私にはまったく見えなかったが、これが当然の一手だとすると、私の終盤力はだいぶひどいということになる。
私との指導対局が終了する少し前に、7時30分予約の会員氏が見え、瞬間的に3面指しになった。きのうは寒かったから会員も少なかったのだろうが、月曜~水曜は、最大でも3面指しのようである。
対局終了。きのうは9時からTBS系「内部調査官水平直の報告書」を観る予定で、録画予約もしてこなかったから、ここで帰れば味がいい。しかしそばに船戸女流二段がおり、ちょっとそそられる。
やはり彼女を指名して1局、といきたくなった。私は1日に複数の指導対局が指せる「おかわり」を、必ずしもいい制度とは思っていない。しかし今回の状況ならば、喜んで行使する。
当然船戸女流二段とは1対1の対局になった。3日の「新春将棋大会」では船戸女流二段と対局できる幸運に恵まれたが、またしてもサシの勝負である。
そんな船戸女流二段、体調がわるいこともあってか、ほとんどスッピンだったが、却ってゾクッとする美しさだった。中井広恵女流六段や藤森奈津子女流四段のときもそうだったが、ちょっと風邪気味の女流棋士は妙に色っぽい。…ああしかし、こんなに悶々として、私はまともに将棋が指せるのだろうか。
「(今年は私とも)マッカラン勝負ですか?」
船戸女流二段が問う。
「ああ、やりますか? じゃあ、今年12局指すとして、まあ船戸先生とはすぐに12局いくと思いますけど、私が5勝7敗だったらセーフ。4勝8敗だったら船戸先生にマッカランを進呈します」
船戸女流二段とのお酒勝負なら、こちらも望むところである。負けても進呈したいくらいだ。
と、遠くから棋友氏が
「ワインのほうがいいんじゃない?」
という。
「まあどっちでも、振り替え可能にしますから」
と私。かくして今年は船戸女流二段とも、個人的な「お酒勝負」を行うことになった。今年も1年間、船戸女流二段に将棋を教えていただけることが「確定」したことが、嬉しかった。
そんな船戸女流二段、正月からひと回り小さくなった気がする。ちゃんと栄養を摂っているのだろうか。ハナをグスングスンやる。「ウウウン…」と洩らす。かーっ、色っぽい。
私は船戸女流二段の体調を気遣いながらも、その挙動にムラムラしてしまった。神聖な対局の場で、何を考えてんだオレは、と思う。
指導対局終了。中倉女流二段を見ると、まだ指導対局の最中である。これは中倉女流二段とも、お酒勝負をしなければなるまいな。中倉女流二段は、最近ワインに凝っているらしいから、彼女とは「ワイン勝負」にしよう。条件は船戸女流二段や松尾女流初段と同じ。12戦して、私が5勝7敗ならセーフ、4勝8敗ならワインを進呈だ。今回の勝敗ももちろん入れる。
かくして今年は、LPSA女流棋士3人と3種類のお酒を懸けて、勝負をすることになった。これに石橋幸緒天河や島井咲緒里女流初段まで絡んできたら、こちらは体がもたないが、まず、石橋天河の声は無視する。また島井女流初段とはあまり話をしないので、こちらは心配ないだろう。
LPSAスタッフ氏が、「NHK将棋講座」の最新号をマガジンラックに入れる。今月号の表紙は岩根忍女流二段だ。岩根女流二段は本当にかわいらしい。
「瑞々しいですよねえ」
と嘆息したら、船戸女流二段が苦笑して、
「2児の母には見えませんよね」
と言った。まさにそのとおりで、世の女性誌編集者は、どうして岩根女流二段を表紙モデルに起用しないのかと思う。
あと5cm――。あと5cm、岩根女流二段の背が高かったら、これは本当に女性誌編集者がほっとかなかったのではないか。私だって、岩根女流二段が独身だったら、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の、トップ3に入れていた。
それはともかく、「NHK将棋講座」の表紙に、LPSAからは中倉彰子女流初段しか登場していないのはさびしい。女流棋士会とLPSAじゃ絶対数が違うから――は言い訳にならない。比率でいったら、LPSAの女流棋士も何人か起用されなければおかしい。
もし船戸女流二段が起用されたら? 私は該当号を何冊買うのだろう。ちょっと予測がつかない。
帰りは棋友氏と。きのうは月曜日だし、私は「水平直の報告書」を観たかったので駅構内で別れたが、やはり食事をごいっしょするのだった。こういうヒトづきあいのわるいところが、私の欠点だ。
そんな状況の中、きのうサロンへ向かったのは、担当女流棋士が中倉宏美女流二段だったからだ。
7日(金)の中倉女流二段担当のとき、私は事前に指導対局の予約を入れていながら、体調不良のためキャンセルしてしまった。その借りをここで返そうというわけである。むろん相手が中倉女流二段だからそういう行動に出たわけで、ほかの女流棋士だったら、家でテレビを観ていただろう。
6時50分ごろ入室すると、先客がひとりいた。旧金曜サロンの会員で私の棋友でもあるが、とりあえずイニシャルは伏せておく。手合い係は珍しや船戸陽子女流二段。昨年10月26日(火)の松尾香織女流初段担当のとき、船戸女流二段が遊びに来ていたことがあるが、手合い係の船戸女流二段を見るのは初めてである。体調がわるいようだが、大丈夫だろうか。
もっともそれは私も同じで、インフルエンザは完治したものの、まだ少し咳が出る。その咳を我慢するのが辛かった。
中倉女流二段と会員氏がいい雰囲気で将棋を指していたので、私は船戸女流二段を指名して一局、とも考えたのだが、それでは今回来た意味がない。お楽しみのところを申し訳ないが、私も入って2面指しとなった。
対局開始直後、棋友氏が
「この前の大庭美樹さんとの将棋、船戸先生に見せたら、ノータイムで☖6七成銀だったよ」
と口を挟む。12日にアップした大庭女流初段との将棋のことをいっているのだ。棋友氏の熱心さには本当に頭が下がる。しかし「☖6七成銀」は一目か…。私にはまったく見えなかったが、これが当然の一手だとすると、私の終盤力はだいぶひどいということになる。
私との指導対局が終了する少し前に、7時30分予約の会員氏が見え、瞬間的に3面指しになった。きのうは寒かったから会員も少なかったのだろうが、月曜~水曜は、最大でも3面指しのようである。
対局終了。きのうは9時からTBS系「内部調査官水平直の報告書」を観る予定で、録画予約もしてこなかったから、ここで帰れば味がいい。しかしそばに船戸女流二段がおり、ちょっとそそられる。
やはり彼女を指名して1局、といきたくなった。私は1日に複数の指導対局が指せる「おかわり」を、必ずしもいい制度とは思っていない。しかし今回の状況ならば、喜んで行使する。
当然船戸女流二段とは1対1の対局になった。3日の「新春将棋大会」では船戸女流二段と対局できる幸運に恵まれたが、またしてもサシの勝負である。
そんな船戸女流二段、体調がわるいこともあってか、ほとんどスッピンだったが、却ってゾクッとする美しさだった。中井広恵女流六段や藤森奈津子女流四段のときもそうだったが、ちょっと風邪気味の女流棋士は妙に色っぽい。…ああしかし、こんなに悶々として、私はまともに将棋が指せるのだろうか。
「(今年は私とも)マッカラン勝負ですか?」
船戸女流二段が問う。
「ああ、やりますか? じゃあ、今年12局指すとして、まあ船戸先生とはすぐに12局いくと思いますけど、私が5勝7敗だったらセーフ。4勝8敗だったら船戸先生にマッカランを進呈します」
船戸女流二段とのお酒勝負なら、こちらも望むところである。負けても進呈したいくらいだ。
と、遠くから棋友氏が
「ワインのほうがいいんじゃない?」
という。
「まあどっちでも、振り替え可能にしますから」
と私。かくして今年は船戸女流二段とも、個人的な「お酒勝負」を行うことになった。今年も1年間、船戸女流二段に将棋を教えていただけることが「確定」したことが、嬉しかった。
そんな船戸女流二段、正月からひと回り小さくなった気がする。ちゃんと栄養を摂っているのだろうか。ハナをグスングスンやる。「ウウウン…」と洩らす。かーっ、色っぽい。
私は船戸女流二段の体調を気遣いながらも、その挙動にムラムラしてしまった。神聖な対局の場で、何を考えてんだオレは、と思う。
指導対局終了。中倉女流二段を見ると、まだ指導対局の最中である。これは中倉女流二段とも、お酒勝負をしなければなるまいな。中倉女流二段は、最近ワインに凝っているらしいから、彼女とは「ワイン勝負」にしよう。条件は船戸女流二段や松尾女流初段と同じ。12戦して、私が5勝7敗ならセーフ、4勝8敗ならワインを進呈だ。今回の勝敗ももちろん入れる。
かくして今年は、LPSA女流棋士3人と3種類のお酒を懸けて、勝負をすることになった。これに石橋幸緒天河や島井咲緒里女流初段まで絡んできたら、こちらは体がもたないが、まず、石橋天河の声は無視する。また島井女流初段とはあまり話をしないので、こちらは心配ないだろう。
LPSAスタッフ氏が、「NHK将棋講座」の最新号をマガジンラックに入れる。今月号の表紙は岩根忍女流二段だ。岩根女流二段は本当にかわいらしい。
「瑞々しいですよねえ」
と嘆息したら、船戸女流二段が苦笑して、
「2児の母には見えませんよね」
と言った。まさにそのとおりで、世の女性誌編集者は、どうして岩根女流二段を表紙モデルに起用しないのかと思う。
あと5cm――。あと5cm、岩根女流二段の背が高かったら、これは本当に女性誌編集者がほっとかなかったのではないか。私だって、岩根女流二段が独身だったら、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の、トップ3に入れていた。
それはともかく、「NHK将棋講座」の表紙に、LPSAからは中倉彰子女流初段しか登場していないのはさびしい。女流棋士会とLPSAじゃ絶対数が違うから――は言い訳にならない。比率でいったら、LPSAの女流棋士も何人か起用されなければおかしい。
もし船戸女流二段が起用されたら? 私は該当号を何冊買うのだろう。ちょっと予測がつかない。
帰りは棋友氏と。きのうは月曜日だし、私は「水平直の報告書」を観たかったので駅構内で別れたが、やはり食事をごいっしょするのだった。こういうヒトづきあいのわるいところが、私の欠点だ。