日本将棋連盟会長・米長邦雄永世棋聖のホームページ「米長邦雄の家」は、将棋界の今が記されていて興味深く、私も毎日愛読している。
しかし時々、「?」と首を傾げる書き込みがある。今回は1月23日アップの「週刊ヨネナガ・将棋の話」の中の一節がそうだった。トップページに「当ホームページ上のすべての内容の無断使用は固くお断りします」とあるので丸々の引用は控えるが、「会員が別団体を応援するのはどうか」という意味のことが書かれてあった。
これを私流に訳すと、「日本将棋連盟および女流棋士会に属している棋士は、LPSAを応援してはならない」となる。本文には特定の団体名が記されてないので、そう勘繰ってしまう。
米長会長はいまだに何で、こんな訳の分からないことを書いているのだろう。将棋連盟とLPSA。所属は違うが目指すところは同じで、どちらも対局と普及を第一に考えている。ゆえにLPSAがイベントなどで、将棋連盟所属の棋士に解説を求めたら、棋士は依頼先に関係なく、快諾するのが本筋であろう。
ところが米長会長は、そんな協力者を冷たく突き放す、というのだ。具体的な事例は書かれていないが、要はそういうことだろう。
しかしいかにもケツの穴が小さい。了見が狭い。
昨年5月、「第4回・日レスインビテーションカップ」で、主催社とLPSAが女流棋士会の3女流棋士に参加を要請した。そのとき将棋連盟が(一応)理事会名義で、「余りにも理不尽でございます」と、スットコドッコイな見解を示したのは記憶に新しい。
一将棋ファンから見ればまったく不可解な対応で、女流棋士から貴重な真剣勝負の場を奪うとは、言語道断である。むしろ「張り切って参加して、優勝してこい!」と送り出すのが本当ではなかろうか。
どうも米長会長のLPSAに対する態度は公私混同しているようで、見苦しい。
米長会長が女流棋士会をどうしたかったかは分からない。しかし女流棋士会が分裂してしまった責任は米長会長にあると思う。少なくとも、大山康晴十五世名人が会長だったら、こんな事態にはならなかった。
将棋連盟は昨年11月に、公益社団法人への申請書を提出した。米長会長はそれに際し、「今まで以上に棋士一同で将棋道の普及発展のため不惜身命邁進致します」とコメントしている。
LPSAは女流棋士が16名しかいない弱小団体である。米長会長はこのコメントを遵守しつつ、LPSAをもう少し温かい目で見てもらいたい。
しかし時々、「?」と首を傾げる書き込みがある。今回は1月23日アップの「週刊ヨネナガ・将棋の話」の中の一節がそうだった。トップページに「当ホームページ上のすべての内容の無断使用は固くお断りします」とあるので丸々の引用は控えるが、「会員が別団体を応援するのはどうか」という意味のことが書かれてあった。
これを私流に訳すと、「日本将棋連盟および女流棋士会に属している棋士は、LPSAを応援してはならない」となる。本文には特定の団体名が記されてないので、そう勘繰ってしまう。
米長会長はいまだに何で、こんな訳の分からないことを書いているのだろう。将棋連盟とLPSA。所属は違うが目指すところは同じで、どちらも対局と普及を第一に考えている。ゆえにLPSAがイベントなどで、将棋連盟所属の棋士に解説を求めたら、棋士は依頼先に関係なく、快諾するのが本筋であろう。
ところが米長会長は、そんな協力者を冷たく突き放す、というのだ。具体的な事例は書かれていないが、要はそういうことだろう。
しかしいかにもケツの穴が小さい。了見が狭い。
昨年5月、「第4回・日レスインビテーションカップ」で、主催社とLPSAが女流棋士会の3女流棋士に参加を要請した。そのとき将棋連盟が(一応)理事会名義で、「余りにも理不尽でございます」と、スットコドッコイな見解を示したのは記憶に新しい。
一将棋ファンから見ればまったく不可解な対応で、女流棋士から貴重な真剣勝負の場を奪うとは、言語道断である。むしろ「張り切って参加して、優勝してこい!」と送り出すのが本当ではなかろうか。
どうも米長会長のLPSAに対する態度は公私混同しているようで、見苦しい。
米長会長が女流棋士会をどうしたかったかは分からない。しかし女流棋士会が分裂してしまった責任は米長会長にあると思う。少なくとも、大山康晴十五世名人が会長だったら、こんな事態にはならなかった。
将棋連盟は昨年11月に、公益社団法人への申請書を提出した。米長会長はそれに際し、「今まで以上に棋士一同で将棋道の普及発展のため不惜身命邁進致します」とコメントしている。
LPSAは女流棋士が16名しかいない弱小団体である。米長会長はこのコメントを遵守しつつ、LPSAをもう少し温かい目で見てもらいたい。