中村真梨花女流二段が骨折のため、今年末まで休場することになったという。
マリカさん、何やってんだよ!! 女流名人挑戦が射程圏内だったのに、これでオジャンじゃないか!!
しかし、である。里見香奈女流名人の休場がもし長引けば、リーグ1位と2位の五番勝負になる。すると、現在5勝1敗の中村女流二段にも、何とタイトル戦登場の目があるのだった。
さて、リーグ戦の結末やいかに。
先日、山田久美女流四段が2度目のタイトル戦登場を決めたが、タイトル戦に出るのは難しい。1回出るだけでも、大変な偉業なのだ。
そこで今回は、戦後以降で「1回だけタイトル戦に出た棋士・女流棋士」を調べてみた。段位は当時。
板谷四郎八段…1950年・第1期九段戦
南口繁一八段…1951年・第2期九段戦
関根茂七段…1964年・第4期棋聖戦
本間爽悦七段…1964年・第5期棋聖戦
加藤博二八段…1965年・第14期王将戦
佐藤大五郎七段…1965年・第6期王位戦
灘蓮照八段…1970年・第29期名人戦
淡路仁茂六段…1979年・第35期棋聖戦
青野照市八段…1989年・第37期王座戦
中田宏樹五段…1991年・第32期王位戦
真田圭一六段…1997年・第10期竜王戦
阿部隆七段…2002年・第15期竜王戦
山崎隆之七段…2009年・第57期王座戦
行方尚史八段…2013年・第54期王位戦
(糸谷哲郎七段…2014年・第27期竜王戦)
寺下紀子女流二段…1974年・第1期女流名人位戦
多田佳子女流二段…1975年・第2期女流名人位戦
谷川治惠女流二段…1981年・第3期女流王将戦
長沢千和子女流二段…1984年・第6期女流王将戦
木村(竹部)さゆり女流二段…1986年・第4期倉敷藤花戦
植村真理女流二段…1991年・第2期女流王位戦
本田小百合女流三段…2012年・第2期女流王座戦
長谷川優貴女流二段…2012年・第5期マイナビ女子オープン
男性棋士は、名だたる名棋士がときのタイトル保持者に挑んだが、やはりタイトル保持者の壁は厚く、たいていが順当負けした(失礼)。
その中で惜しかったのが第4期棋聖戦の関根七段と第37期王座戦の青野八段で、ともに第3局まで2勝1敗と勝ち越したが、残り2局を負け、長蛇を逸した。
関根七段の相手は大山康晴名人で、名人の振り飛車に急戦で挑み勝利を収めたものの、第4局以降は大山名人が矢倉にスイッチし、逆転防衛を果たした。当時は「名人が振り飛車を封じた!」と話題になったようである。
また第15期竜王戦の阿部七段は相手が羽生善治竜王で、これもフルセットの名勝負だった。
さて今月16日からは、タイトル戦初見参の糸谷七段が、森内俊之竜王に挑む。結果はどうあれ、糸谷七段は今後もタイトル戦に出てくるだろう。
マリカさん、何やってんだよ!! 女流名人挑戦が射程圏内だったのに、これでオジャンじゃないか!!
しかし、である。里見香奈女流名人の休場がもし長引けば、リーグ1位と2位の五番勝負になる。すると、現在5勝1敗の中村女流二段にも、何とタイトル戦登場の目があるのだった。
さて、リーグ戦の結末やいかに。
先日、山田久美女流四段が2度目のタイトル戦登場を決めたが、タイトル戦に出るのは難しい。1回出るだけでも、大変な偉業なのだ。
そこで今回は、戦後以降で「1回だけタイトル戦に出た棋士・女流棋士」を調べてみた。段位は当時。
板谷四郎八段…1950年・第1期九段戦
南口繁一八段…1951年・第2期九段戦
関根茂七段…1964年・第4期棋聖戦
本間爽悦七段…1964年・第5期棋聖戦
加藤博二八段…1965年・第14期王将戦
佐藤大五郎七段…1965年・第6期王位戦
灘蓮照八段…1970年・第29期名人戦
淡路仁茂六段…1979年・第35期棋聖戦
青野照市八段…1989年・第37期王座戦
中田宏樹五段…1991年・第32期王位戦
真田圭一六段…1997年・第10期竜王戦
阿部隆七段…2002年・第15期竜王戦
山崎隆之七段…2009年・第57期王座戦
行方尚史八段…2013年・第54期王位戦
(糸谷哲郎七段…2014年・第27期竜王戦)
寺下紀子女流二段…1974年・第1期女流名人位戦
多田佳子女流二段…1975年・第2期女流名人位戦
谷川治惠女流二段…1981年・第3期女流王将戦
長沢千和子女流二段…1984年・第6期女流王将戦
木村(竹部)さゆり女流二段…1986年・第4期倉敷藤花戦
植村真理女流二段…1991年・第2期女流王位戦
本田小百合女流三段…2012年・第2期女流王座戦
長谷川優貴女流二段…2012年・第5期マイナビ女子オープン
男性棋士は、名だたる名棋士がときのタイトル保持者に挑んだが、やはりタイトル保持者の壁は厚く、たいていが順当負けした(失礼)。
その中で惜しかったのが第4期棋聖戦の関根七段と第37期王座戦の青野八段で、ともに第3局まで2勝1敗と勝ち越したが、残り2局を負け、長蛇を逸した。
関根七段の相手は大山康晴名人で、名人の振り飛車に急戦で挑み勝利を収めたものの、第4局以降は大山名人が矢倉にスイッチし、逆転防衛を果たした。当時は「名人が振り飛車を封じた!」と話題になったようである。
また第15期竜王戦の阿部七段は相手が羽生善治竜王で、これもフルセットの名勝負だった。
さて今月16日からは、タイトル戦初見参の糸谷七段が、森内俊之竜王に挑む。結果はどうあれ、糸谷七段は今後もタイトル戦に出てくるだろう。