LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段14

３年前の６月３日（金）、LPSA芝浦サロンにて、船戸陽子女流二段と指した指導対局を振り返る。
この日は１部（午後２時～５時）が中倉彰子女流初段、２部（６時～９時）が船戸女流二段の担当だった。私は仕事を終えて入室したので、中倉女流初段との対局はなし。
サロンには、His氏の姿があった。His氏は茨城県の在住だが、時折上京しては、各将棋処に寄って、将棋三昧で帰るのだ。そのHis氏、このところ大野・植山教室に顔を出すことがなく、当ブログにコメントもくれない。氏は先年大病を患っており、術後の経過が懸念されている。元気ならば連絡がほしいところだ。
この日はほかには、Ｗ氏とKun氏が来ていた。
私はHis氏とリーグ戦を指して負け、いよいよ船戸女流二段に教えていただく。
これは「ワイン勝負」第６局で、ここまで私の２勝３敗だった。私があと５敗すれば、船戸女流二段所望のワインを進呈する。その前に私が３勝すれば、免除である。
将棋は相居飛車で、船戸女流二段の雁木。中盤で私が銀桂交換の駒損になったが、歩得なので下手十分と思っていた。

以下の指し手。▲４四桂△５六歩▲３二桂成△同銀▲３七銀△５一飛▲５五歩△１三角▲２四歩△同角▲同飛△同歩▲６五歩△３九飛▲５九金打△９五桂
まで、82手で船戸女流二段の勝ち。

私は▲４四桂から▲３二桂成と駒損を回復。ますます好調と思ったのだが、△１三角と覗かれ、容易でないことに気付いた。
私は▲２四歩から▲同飛だが、これは短兵急だったか。以下△３九飛と下ろされ△９五桂と打たれ、かなりまずい。▲９六角は△８七銀▲同角△同桂成▲同玉△６九角とされ、下手敗勢。ちょっと戦意を喪失してしまい。ここで投了した。
戻って▲２四同飛では、▲４七金打と辛抱するのだったか。これも△５七銀があるが、▲５六金あるいは▲５九金としてどうか。これならもう少し終局は先だったと思う。
いま改めて棋譜を並べ返してみて、このころの私は将棋が浮わついているというか、腰を落として考えていない気がした。相手が船戸女流二段だったからだろうか。
このあとはKun氏ともリーグ戦を指したが、負けた。
放課後はＷ氏、Kun氏とサイゼリヤへ。途中から船戸女流二段も合流し、うれしい晩ご飯となった。…と、ノー天気によろこんでいた自分が笑える。