一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段8

2014-10-21 00:11:01 | LPSA芝浦サロン
中倉宏美女流二段は先日の対局で北村桂香女流1級に勝ち、女流王位リーグ入りを決めた。おめでとうございます。
宏美女流二段は今期パッとせず、女流王位戦に勝ち星が集中した気もするが、とにかくリーグ入りは大きい。リーグ戦でも大暴れしてもらいたい。

2011年6月10日、私は中倉宏美女流二段におかわり対局を申し込んだ。これでこの週に使った稽古代は12,000円。いまでは考えられない数字である。
将棋は、宏美女流二段の一手損角換わりからダイレクト向かい飛車になった。私はテキの得意は指させないので、すぐさま▲7五歩と反発する。
これを△7五同歩は▲6五角なので、宏美女流二段は△7二飛と振り戻すが、よく考えたら宏美女流二段は相居飛車の将棋も好むので、この「イヤガラセ」は、ほとんど効果がなかった。
宏美女流二段の指し手は方針が安定しているが、私は何の狙いもなく指している感じ。中盤でもう少しマシな指し方があったと思う。
では、中盤から終盤にかけての局面を記そう。

以下の指し手。△4五銀▲同歩△5九銀▲4九飛△6八銀成▲同金△3八角▲5九飛△5六角成▲同飛△同銀▲5五角△3一玉▲1一角成△8五桂▲6三角△7七桂成▲同桂△6七銀打
まで、80手で宏美女流二段の勝ち。

この数手前、△9三桂に▲6七金左が、形を崩して損だった。△8五桂▲8八銀に△6六銀出を嫌ったものだが、いかにも利かされ。▲8八玉と入っておくぐらいだったか。
本譜、△6八銀成に▲同金が間違えた。△3八角~△5六角成となり、△5五銀が生還してしまったからだ。
▲5五角△3一玉に▲1一角成も緩く、この忙しいときに香車を取っている場合ではなかった。これではTod銀と同じだ。
▲6三角に飛車を逃げてくれる相手ではなく、△7七桂成から△6七銀打とかぶせられ、投了のやむなきに至った。
なお当時の私のメモには、
「でもいい将棋でしたね。自分で言うのもヘンですけど」
とある。このセリフは宏美女流二段が言ったものか、私が言ったものか、忘れてしまった。もし私が言ったとしたら、随分エラソーな発言だ。
かくしてワイン勝負は6局を終え、私の1勝5敗。船戸陽子女流二段ともども、苦しい星になってしまった。

Tod氏はおかわり対局を終え、すでに帰っていた。
社団戦のY総監督がちょうど会費を納めに来たので、帰りは彼とサイゼリヤへ行った。彼と会わなくなって3年になるが、当時はこんなこともあったのだ。
コメント
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