一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2017年長崎旅行・1

2017-12-24 01:01:10 | 旅行記・九州編
(11月19日のつづき)
長崎旅行の前夜(15日)、翌日の宿の選定に入る。今回の旅の最終目的地は博多だが、青春18きっぷを利用しているわけではないので、移動はJRに拘らない。
となればやはり島原半島を経由したい。ここは海沿いに島原鉄道が通じていて、全長43.2キロの短い路線だが、民間鉄道なのによく頑張っている。鉄道ファンとしては乗車して応援したいところだ。
宿泊には起点の諫早が有効だが、PCから楽天トラベルを見ると、候補地が少なかった。
試しにスマホで同サイトを見ると、けっこうな数のホテルがあった。アクセスするメディアでこうも違いがあるとは、どういうわけだろう。
喜々津ステーションホテルは先月開業。大風呂があり、宿泊料も4,200円とリーズナブルだ。
ただし喜々津は、島原鉄道で諫早から2駅先だ。17日(日)は同鉄道の1日乗車券を使う予定なので、前日の無駄な出費は避けたい。それで諫早をあたると、諫早グリーンホテルが空いていた。こちらも大風呂付で4,200円。「開業1ヶ月」も相当な魅力だが、私は翌日の利便性を考慮し、こちらのホテルを採った(註:この時点で私は勘違いしていて、喜々津は長崎本線の駅だった)。
きょうはOutlookの調子がわるく、メールフォルダを開けない事態に見舞われたが、とりあえずワクワクしながら、眠りについた。

16日(土)。早起きして手早く朝食を摂り、羽田空港に向かう。最寄り駅は、金券ショップで購入した切符で抜ける。これで5円の得となる。
早朝の土曜だが、京浜東北線はけっこうな乗車率だった。
浜松町でモノレールの空港快速に乗り換える。モノレール切符も金券ショップで購入しており、30円の得となった。なお帰りは、福岡空港で「モノレール&山手線内きっぷ」を500円で購入する予定だ。山手線沿線に住んでいる者の特権である。
羽田空港第2ビルには07時35分に着いた。
今回はスキップサービスを利用しているので、航空券発券の手続きは省き、すぐに手荷物検査場を抜けた。
しばし待って搭乗。私の席は中央4人掛けの左から2つめ。右の席には女性が座り、顔は見ていないが加藤綾子アナウンサーの雰囲気があった。
飛行機は滞りなく離陸した。さて大手航空会社の飛行機で楽しみなのはオーディオサービスである。だが座席にはイヤホンが備えられておらず、必要な場合は客室乗務員(スッチー)からいただく形になっていた。これで経費が浮かせられるということだろう。
幸い今回はマイイヤホンを携行していたのでスッチーの手を煩わせるまでもなかったが、機内のオーディオ機能に一部不具合があり、お目当ての音楽番組等が聴けなかった。私は飛行機を常用しているわけではないのに、何というタイミングの悪さだろう。
長崎空港には定刻の10時20分より3分早く到着した。私はバス乗り場に向かう。ハウステンボス(川棚)方面行きの2番乗り場で時刻を確認すると、次は10時45分発だった。事前の調べでは10時40分だったから、ダイヤが変わったのだろう。
こっちは一刻も早くあんでるせんに入りたいのに、さらに5分の遅れとは、あべこべである。
空は小雨が降っていたが、今日は、天候はほとんど関係ない。
バスは定刻に出発した。私はあんでるせんに19年連続19回目のお邪魔となるが、これまでは前夜九州着が圧倒的に多く、今回のように朝東京発→あんでるせん直行は初めてである。せめて夕方からの回にしてくれれば昼間に観光ができたのだが、贅沢は言えない。
というわけでテンションを高めるのが難しかったが、最終ランナーのバス車内で、何となく気分が高揚してきた。
バスは微妙に遅れ、11時28分、川棚バスターミナルに着いた(960円)。自宅最寄り駅から乗り換えること3回。あんでるせんへは意外に簡単に行けるのである。
バスを降りると、おばさま方が4~5人いた。明らかにあんでるせんの雰囲気ムンムンなのだが、客ではないのか?
今年は外観の写真を撮る余裕もなく、すぐさま2階に上がると、ドアの前でタバコを喫っている客がいた。あんでるせんも分煙になったということか。
入店して、ウエイトレスさん(マスターの奥さん?)にお詫びする。私の席は入口左にある大テーブルの一角があてがわれた。
左右に男性がいて、私の存在を無視して会話を続けていた。このテーブルは9~10人掛けだが、2家族で占めていた。すなわち2組の夫婦?に子供3人、それに実年の男性だ。つまり8人の団体様だ。
あんでるせんは中学生までの入場はお断り、とどこかで見聞きしたことがあるが、ここ何年か、子供の姿を見る。予約の時は子供の有無まで聞かれないから客も連れてくるのだろうが、私は子供の参加が好きになれない。
しばらくして、熟女グループがどやどやと入ってきた。さっきバスターミナルにいた人たちだろうか。遅れた人がいたから、入店を待っていたのだろうか。
彼女らは「1人来られなくなった」と言った。団体行動は個人が責任をもって行動しないと、他者に迷惑を掛ける。だから私は団体行動がイヤなのだ。
私はミートソーススパゲティ(810円)とアメリカンコーヒー(540円)を注文する。しかしミートソースは品切れで、ポークカレー(810円)に変更した。
我が大テーブルの団体さんに戻るが、ひとりの奥様がかなりのベテランで、あんでるせんには何度も来ているようだ。息子に「これから2時間、驚くことが起きるからね」と言っている。そして周りに「コインを用意しておくように」と続けた。
やれやれ…と思う。こうした場に団体で来ることの不具合、それは個人の温度差もある。この婦人のように、あんでるせんに熱を上げている人が他者を誘うのだが、誘われたほうはお付き合いの意識があるから、心ここにあらずの場合が少なくない。そういう人が何人か紛れると、ショーの時の空気が微妙に白けるのだ。
店内はほぼ満席。あんでるせんは女性客が多いが、圧倒的に少ないのは男女ともに一人旅で、私のような中年のオッサンひとり、というパターンはほとんどない。今回は男性14人(子供2人)、女性18人(子供1人)の計32人だった。
(つづく)
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