27日(月)に行われた棋士編入試験第3局、折田翔吾アマと山本博志四段の一戦は、折田アマの勝ち。折田アマは棋士四段まであと1勝となった。
先番・山本四段は三間飛車に振った。山本四段の十八番で、将棋はやはりこうでなくてはならない。ライバルの棋士に作戦は見せたくない、などとセコい考えで得意形を外すようでは、大成できない。
ところでこの日はAbemaTVで中継があったが、私は11時から外出することになっており、以後はトビトビで確認することになった。
序盤、折田アマは左美濃に組み、△6四銀から飛車を飛び出して、早くも有利に見えた。
まあ振り飛車は左辺の桂香を取られるのを覚悟の上のところがあるが、それは振り飛車側も飛車を捌けたらの話。本局は飛車が自陣に蟄居しているので、振り飛車の主張点がない。AbemaTVでは棋士の解説がなく、例の形勢バーが掲示されていたが、やはり後手有利の診断だった。
まさに折田アマの研究が炸裂した感があるが、不可解なのが山本四段である。いくら相手が研究してきたとはいえ、それは日常のことであろう。山本四段だってそれをかいくぐって棋士四段になったわけで、そこを簡単に不利になる理由が分からない。
折田アマは△6五銀を△6六銀とし、明快に銀交換。これが好手だったようで、さらに形勢が拡がった。アマ同士なら、もう折田アマ必勝である。
この後は2、3回局面を確認したが、いずれも折田アマ優勢。形勢はひっくり返らない雰囲気だった。以降は私もスマホで確認できない状態になったが、最終的には折田アマの勝利となった。この間、形勢逆転はなかったはずである。
私は26日の記事で、折田アマの言動を批判的に書いたが、3局を終わって快勝2局は見事である。結局数字がすべてで、これでは私の考えが間違っていたと認めざるを得ない。折田アマの資金調達法、勉強方法は正しかったということだ。
第4局は2月25日(火)で、本田奎五段が登場する。本田五段は棋王戦の挑戦手合の期間中だから力は入れないだろう、の声もあるが、本田五段はバリバリの若手だし、対戦相手や背景によって力加減を変えるということはすまい。
ここで折田アマが勝ったら誰にも文句を言わせず、堂々のプロ編入である。
先番・山本四段は三間飛車に振った。山本四段の十八番で、将棋はやはりこうでなくてはならない。ライバルの棋士に作戦は見せたくない、などとセコい考えで得意形を外すようでは、大成できない。
ところでこの日はAbemaTVで中継があったが、私は11時から外出することになっており、以後はトビトビで確認することになった。
序盤、折田アマは左美濃に組み、△6四銀から飛車を飛び出して、早くも有利に見えた。
まあ振り飛車は左辺の桂香を取られるのを覚悟の上のところがあるが、それは振り飛車側も飛車を捌けたらの話。本局は飛車が自陣に蟄居しているので、振り飛車の主張点がない。AbemaTVでは棋士の解説がなく、例の形勢バーが掲示されていたが、やはり後手有利の診断だった。
まさに折田アマの研究が炸裂した感があるが、不可解なのが山本四段である。いくら相手が研究してきたとはいえ、それは日常のことであろう。山本四段だってそれをかいくぐって棋士四段になったわけで、そこを簡単に不利になる理由が分からない。
折田アマは△6五銀を△6六銀とし、明快に銀交換。これが好手だったようで、さらに形勢が拡がった。アマ同士なら、もう折田アマ必勝である。
この後は2、3回局面を確認したが、いずれも折田アマ優勢。形勢はひっくり返らない雰囲気だった。以降は私もスマホで確認できない状態になったが、最終的には折田アマの勝利となった。この間、形勢逆転はなかったはずである。
私は26日の記事で、折田アマの言動を批判的に書いたが、3局を終わって快勝2局は見事である。結局数字がすべてで、これでは私の考えが間違っていたと認めざるを得ない。折田アマの資金調達法、勉強方法は正しかったということだ。
第4局は2月25日(火)で、本田奎五段が登場する。本田五段は棋王戦の挑戦手合の期間中だから力は入れないだろう、の声もあるが、本田五段はバリバリの若手だし、対戦相手や背景によって力加減を変えるということはすまい。
ここで折田アマが勝ったら誰にも文句を言わせず、堂々のプロ編入である。