先月27日、日本将棋連盟から、女流棋士の勝ち星による昇段・昇級規定の改定が発表された。
2018年の清麗戦創設に続き、昨年は白玲戦・女流順位戦が創設された。ことに女流順位戦はリーグ戦のため、一定数の対局数が増える。それに伴っての必要勝数の引き上げである。いままで男性棋界、女流棋界ともマイナーな改定はあったが、勝ち星数の変更は初となる。
具体的には、各段級で一律10勝の上積みとなった。
すなわち、
・女流四段から女流五段へ 150勝→160勝
・女流三段から女流四段へ 120勝→130勝
・女流二段から女流三段へ 90勝→100勝
・女流初段から女流二段へ 60勝→70勝
・女流1級から女流初段へ 50勝→60勝
・女流2級から女流1級へ 30勝→40勝
となる。施行は本年10月1日。よって、本年9月30日の時点で昇段に「マジック1」だと、翌日は「マジック11」に跳ね上がるわけだ。
ただ、女流順位戦はすでに6回戦まで終えているから、ここからの約5ヶ月間はかなりのモラトリアムといっていい。それでも昇段に秒読みの女流棋士は、9月中に上がってしまいたいところだ。
ちなみに5月5日現在、昇段に近い女流棋士は、
中村桃子女流初段→女流二段まであと4勝
中澤沙耶女流初段→女流二段まであと9勝
高浜愛子女流2級→女流1級まであと11勝
安食総子女流初段→女流二段まであと14勝
である。
中村女流初段はあと4勝だが、棋戦数は十分ある。ただ女流棋士の場合、5ヶ月勝ち星なし、という状態も珍しくない。何とか決めてしまいたいところだ。
中澤女流初段はあと9勝だが、ここ3年間の平均が11勝なので、かなり厳しい。
高浜女流2級と安食女流初段はそれぞれあと11勝と14勝で、これは期日までの昇段・昇級は無理。
女流1級や女流二段は通過点の女流棋士もいるが、大半の女流棋士は、苦しみながら昇級昇段していくのだ。
2018年の清麗戦創設に続き、昨年は白玲戦・女流順位戦が創設された。ことに女流順位戦はリーグ戦のため、一定数の対局数が増える。それに伴っての必要勝数の引き上げである。いままで男性棋界、女流棋界ともマイナーな改定はあったが、勝ち星数の変更は初となる。
具体的には、各段級で一律10勝の上積みとなった。
すなわち、
・女流四段から女流五段へ 150勝→160勝
・女流三段から女流四段へ 120勝→130勝
・女流二段から女流三段へ 90勝→100勝
・女流初段から女流二段へ 60勝→70勝
・女流1級から女流初段へ 50勝→60勝
・女流2級から女流1級へ 30勝→40勝
となる。施行は本年10月1日。よって、本年9月30日の時点で昇段に「マジック1」だと、翌日は「マジック11」に跳ね上がるわけだ。
ただ、女流順位戦はすでに6回戦まで終えているから、ここからの約5ヶ月間はかなりのモラトリアムといっていい。それでも昇段に秒読みの女流棋士は、9月中に上がってしまいたいところだ。
ちなみに5月5日現在、昇段に近い女流棋士は、
中村桃子女流初段→女流二段まであと4勝
中澤沙耶女流初段→女流二段まであと9勝
高浜愛子女流2級→女流1級まであと11勝
安食総子女流初段→女流二段まであと14勝
である。
中村女流初段はあと4勝だが、棋戦数は十分ある。ただ女流棋士の場合、5ヶ月勝ち星なし、という状態も珍しくない。何とか決めてしまいたいところだ。
中澤女流初段はあと9勝だが、ここ3年間の平均が11勝なので、かなり厳しい。
高浜女流2級と安食女流初段はそれぞれあと11勝と14勝で、これは期日までの昇段・昇級は無理。
女流1級や女流二段は通過点の女流棋士もいるが、大半の女流棋士は、苦しみながら昇級昇段していくのだ。