一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5月24日の日記

2021-05-25 00:21:17 | プライベート
24日は必要に迫られ、品川区の某所に行き、その周りを約2時間かけて現場調査をした。我ながら何をやってるんだと思う。
その際、時刻は昼にかかっていたのだが、昼は小川町の小諸そばで二枚もりをたぐるつもりだったので、ひたすら我慢した。
JRで御茶ノ水まで行き、下車してそこの小諸そばを目指した。途中、カレー屋や山形ラーメンなどの店舗があったが、やはり無視である。
ところが小諸そばの脇に着くと、様子がおかしい。なんと、小諸そばがラーメン屋に変わっていた!
ここは四ッ谷駅前、御徒町駅前と並んで私が贔屓にしていた店舗で、たとえば大晦日の年越しそばは、この店舗から購入していたのだ。
場所が一等地ということもありいつも客は入っていたと思うのだが、一体何があったのだ?
あ、コロナか? コロナで来客減になり、閉店したのか?
私は馴染みの店を潰すのが得意で、旅先のそれをいくつ潰したか分からない。しかし、東京の馴染みの店まで潰れるとは、何ということだ。
こっちは二枚もりを食べる腹になっていたから、どうしていいか分からない。小諸そばはこの近くにもう1軒あったが(あるいはそっちが正式な小川町店かもしれない)、そこまで行く気力がなかったので、そのまま神保町方面に向かった。すると500円天丼の店があったので、そこに入った。
店内はセルフサービスで、これで価格を抑えているのだろう。それはいいが、出された丼にはみそ汁が付いておらず、ガッカリした。しょっぱい汁物で、塩分を補いたかった。
ともあれ昼食は済み、お次は本日のメインイベントである。すなわち私は現在、将棋の書物を数冊読まねばならない状況にあるのだが、数冊は図書館から借りたものの、それ以外となると、本屋で買うか、立ち読みするしかなかった。それでとりあえず、神保町界隈の本屋をハシゴすることにしたわけである。
その前に某古書店に寄ると、店頭に「中原誠実戦集」第2巻があった。これは大泉書店から1973年~74年にかけて発行されたもので、第1巻「八段になるまで」、第2巻「タイトルをかけて」、第3巻「名人になるまで」の全3巻である。当時の定価は各2,000円だが、ここは函付き、パラフィン付きで400円だった。これはかなりの掘り出し物である。
ちなみにこの店では以前、「米長将棋名局集」を買った店だった。ここは唸る棋書が置いてある。
ところが目を上に転じると、「中原誠実戦集」全3巻が1,000円で売られていた。だがこちらは函がなく、状態も悪かった。とはいえ内容は変わらないから、ふつうなら後者の全3巻を買う。だが私は、第1巻(函なし)をすでに所有していたのだ。これが池田書店の大山快勝シリーズのように、装丁違いのものなら、コレクションとして蒐める価値はある。
だがこの実戦集は、まったく同じ。これでは買うのを躊躇われる。
とりあえず全3巻を買い、ダブった第1巻をA氏に売りつけるという手はある。だが仮に500円で売るにしても、そのために私が立川あたりまで出張ったら、それだけで赤字になってしまう。
私は大いに迷ったが、結局函入りの第2巻のみを買ったのだった。
その後別の古書店に行き、同じく店頭に置かれている「妄撮」を買った。これは2008年に講談社から発行された妄想写真集で、当時は1,785円。それが500円だったから、まあこれもいい買い物だったといえる。
この店ではコーヒーサービスがあり、本の購入者は2階の自販機からコーヒーが1杯タダで飲めるとのことだった。タダなら私もお言葉に甘えるが、なかなか目的の本屋に行けない。
コーヒーを飲みながら考える。さっきはやっぱり、全3巻を買ったほうがよかったんじゃないか? 第3巻の「名人になるまで」は、大山康晴名人との七番勝負が収録されているはずだ。大山十五世名人解説の最終局は「大山将棋名局集」で読めるが、中原十六世名人によるものは、まだ読んだことがない。真の将棋ファンなら、何はともあれこちらを買うのではないか?
いまから戻って買おうか。いや、さっき買ったばかりなのに、また買うのはおかしい。
では買い直しに行くのか? その手間もけっこう面倒だが……。
私はモヤモヤしたまま、三省堂書店に行く。ここは4階の一隅に古書が置いてあり、その中に将棋コーナーもある。すると、ここにも「中原誠実戦集」の第1巻と第2巻が売られていた。だが値段はどちらも700円。少なくともさっきの買い物は、悪手ではなかったということだ。
それにしても、1日で3冊も、「第2巻」を見る? 神保町は将棋本のお宝がいっぱいだ。
さて肝心の目的本は、立ち読みできない本もあったが、いくつかの本は、内容をサラッと確認することができた。購入は見送りとしたが、何冊かは購入することになると思う。
コメント
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