一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

待たれる棋譜利用ガイドライン

2021-05-18 00:16:09 | 将棋雑記
日本将棋連盟から「棋譜利用に関するお願い」の通達が公開されたのは2019年9月13日である。
その「お願い」を要約すると、最近テレビやネットで棋譜利用に関する問い合わせが増えてきたことから、棋譜や図面を使用する際には、あらかじめ専用フォーマットに記入のうえ、送信してください、というものだった。
私の場合はブログだがこれもSNSのひとつなので、事前の連絡が必要である。だがしばらくは無視して指し手や図面を利用していたら、「棋譜警察」からコメントが来たので、私は当該記事を閉じ、日本将棋連盟に棋譜使用のお願いをしたのだった。そんなケースが3回あった。
だがそのすべてに返信はなく、私は自己判断で2つを公開した。残り1つは、現在も未公開である。
その後、王座戦と王将戦は、独自の棋譜利用ガイドラインを発表した。
これらをざっくり書くと、私のブログの場合、図面は3つ掲載可能で、それに付随する指し手はそれぞれ10手まで掲載できる。また棋譜のみの使用も10手まで可能とのこと。
これは実際の棋譜と図面を用いての実例が掲載されていないので、こちらの判断が曖昧になるところがある。ただ、図面3つに指し手30手は保証されていそうだ。
そして王将戦は、仕様する際には事前に申し込んでください、とのことだった。話はそれから、ということのようである。
王将戦はスッキリしなかったが、王座戦は、まあ分かりやすかった。
だがほかの棋戦は何をやっているのだろう。冒頭のお願いが告知されてから、もう1年8ヶ月も経っている。さすがにほかの棋戦も詳細ルールを公表して然るべきではないのか。
たとえば竜王戦が、「1手の記述も許しません」となれば、おととい私が書いた「先番桐山九段が初手▲7八飛」はアウトである。
こんなのを書いたばかりに、あとで膨大な棋譜使用料を請求されても、私には払うおカネがない。
といって、プロ棋戦の指し手が書けなくなれば、当ブログは甚大な制約を受ける。ひいてはブログネタもなくなり、当ブログも休眠状態になってしまうだろう。
それでもいいか。
コメント (2)
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