「ルパン三世・カリオストロの城」が、9月9日から2週間、全国88館で上映されるという。
同作は1979年の制作だが、当時は評判が悪く、3週間で上映打ち切りとなった。しかしその後同作の人気はウナギ登りとなり、いまや日本アニメの金字塔的作品になっている。
話を戻すが、なぜこの時期の上映になったかというと、劇中で峰不二子がルパンに渡したクラリス結婚の新聞記事、この日付が「12 september 1968」(1968年9月12日)だったから、らしい。
ルパン三世の初テレビ放映が1971年だから、これはそれよりも3年前の設定ということになる。
だが、そうだとするとおかしなところがある。すなわち、劇中でルパンと次元がカリオストロ城を偵察しているとき、彼らが「マルちゃん 赤いきつね」を食していたからだ。
「赤いきつね」の販売は1978年。上映の時期的にはタイムリーだったが、設定が「1968年」だとおかしなことになる。
また、銭形警部と警官隊が、夜にカップヌードルをすするシーンもある。カップヌードルは1971年9月18日発売の、日本を代表するカップ麺である。これも1968年の設定より丸3年遅い。
さらに、ルパンが銭形警部を指して「さすが昭和一ケタ」と揶揄する場面がある。この「昭和一ケタ」という言葉が誕生したのは、1970年とされている。これも、1968年より2年遅い。
ここで話が飛ぶが、1966年放映の「ウルトラマン」は、1993年の設定である。その根拠は、ウルトラマンに倒された「宇宙飛行士・ジャミラ」の墓碑銘が、「1960-1993」となっていたからである。
これも、1993年の設定にしては矛盾だらけだが、それを咎めるファンはひとりもいない。
つまり、
「『ルパン三世・カリオストロ』の城は、1968年の出来事だった」
この事実が分かっただけで、ルパンファンは満足するのであった。
同作は1979年の制作だが、当時は評判が悪く、3週間で上映打ち切りとなった。しかしその後同作の人気はウナギ登りとなり、いまや日本アニメの金字塔的作品になっている。
話を戻すが、なぜこの時期の上映になったかというと、劇中で峰不二子がルパンに渡したクラリス結婚の新聞記事、この日付が「12 september 1968」(1968年9月12日)だったから、らしい。
ルパン三世の初テレビ放映が1971年だから、これはそれよりも3年前の設定ということになる。
だが、そうだとするとおかしなところがある。すなわち、劇中でルパンと次元がカリオストロ城を偵察しているとき、彼らが「マルちゃん 赤いきつね」を食していたからだ。
「赤いきつね」の販売は1978年。上映の時期的にはタイムリーだったが、設定が「1968年」だとおかしなことになる。
また、銭形警部と警官隊が、夜にカップヌードルをすするシーンもある。カップヌードルは1971年9月18日発売の、日本を代表するカップ麺である。これも1968年の設定より丸3年遅い。
さらに、ルパンが銭形警部を指して「さすが昭和一ケタ」と揶揄する場面がある。この「昭和一ケタ」という言葉が誕生したのは、1970年とされている。これも、1968年より2年遅い。
ここで話が飛ぶが、1966年放映の「ウルトラマン」は、1993年の設定である。その根拠は、ウルトラマンに倒された「宇宙飛行士・ジャミラ」の墓碑銘が、「1960-1993」となっていたからである。
これも、1993年の設定にしては矛盾だらけだが、それを咎めるファンはひとりもいない。
つまり、
「『ルパン三世・カリオストロ』の城は、1968年の出来事だった」
この事実が分かっただけで、ルパンファンは満足するのであった。