当ブログ8月6日の記事「最大の短慮」で、私は橋本崇載八段の現役引退を惜しんだ。
その橋本八段がYouTubeで将棋講座を始めたわけだが、ふだんYouTubeを見ない私が、ちょいと見てみた。8月6日配信の「初級編・四間飛車対棒銀」である。
橋本八段(TAKANORI)は自室からの解説で、バックなどの装いはシンプルだった。これはこれでよい。
PC画面に将棋盤が現れ、その将棋を橋本八段が解説するテイだった。
先手が四間飛車だったが、「△4五歩と決戦するのは……」とか言っている。冒頭をよく見ていなかったのだが、四間飛車側が後手で、それが画面下側、つまり先後逆風に映っていた。
途中に挟まれるCMを飛ばし、橋本八段の解説に聞き入る。「四間飛車は受けの戦法です」「相手の攻めに応じて反撃します」と、その勘所を平易に説く。
見ていて思ったのだが、どうも居飛車側はアマチュアで、橋本八段が実際に戦いながら、同時解説していたのだった。持ち時間も初手から30秒なので、スピーディーだ。
なるほど、本来なら公式戦の自戦解説をしたいところだが、それは著作権の関係で自由に使えない。そこでネット将棋の解説になったわけだ。これなら絶対に橋本八段が勝つし、参考になる手筋も多く披露してくれそうである。
そしてこの手法なら、橋本八段は将棋を指すだけでいいから、毎日配信も可能ではないかと思った。
話が飛ぶが、かつて「大野教室」のW氏が、大野八一雄七段に対し、「YouTubeで将棋講座の配信をやりましょう」と提案していた。
結果的にそれは叶わなかったが、橋本八段のこの手法なら、大野七段にもできたのではないか。いやいまからでも遅くはない。大野七段もユーチューバーデビューすればいいのだ。
さて実戦は橋本八段が徐々に優位を拡げ、勝勢になった。最後は△7七金の妙手でフィニッシュ。一局を拝見しただけだが、とても参考になった。
橋本八段はオールラウンドプレイヤーなので、なんでも指せる。本数が増えてくれば自分の勉強したい戦法も必ず出てくるわけで、これは将棋ファンにはうれしいチャンネルになった。
そして私は改めて思うのである。橋本先生、なぜ引退しちゃったのですか、と。
その橋本八段がYouTubeで将棋講座を始めたわけだが、ふだんYouTubeを見ない私が、ちょいと見てみた。8月6日配信の「初級編・四間飛車対棒銀」である。
橋本八段(TAKANORI)は自室からの解説で、バックなどの装いはシンプルだった。これはこれでよい。
PC画面に将棋盤が現れ、その将棋を橋本八段が解説するテイだった。
先手が四間飛車だったが、「△4五歩と決戦するのは……」とか言っている。冒頭をよく見ていなかったのだが、四間飛車側が後手で、それが画面下側、つまり先後逆風に映っていた。
途中に挟まれるCMを飛ばし、橋本八段の解説に聞き入る。「四間飛車は受けの戦法です」「相手の攻めに応じて反撃します」と、その勘所を平易に説く。
見ていて思ったのだが、どうも居飛車側はアマチュアで、橋本八段が実際に戦いながら、同時解説していたのだった。持ち時間も初手から30秒なので、スピーディーだ。
なるほど、本来なら公式戦の自戦解説をしたいところだが、それは著作権の関係で自由に使えない。そこでネット将棋の解説になったわけだ。これなら絶対に橋本八段が勝つし、参考になる手筋も多く披露してくれそうである。
そしてこの手法なら、橋本八段は将棋を指すだけでいいから、毎日配信も可能ではないかと思った。
話が飛ぶが、かつて「大野教室」のW氏が、大野八一雄七段に対し、「YouTubeで将棋講座の配信をやりましょう」と提案していた。
結果的にそれは叶わなかったが、橋本八段のこの手法なら、大野七段にもできたのではないか。いやいまからでも遅くはない。大野七段もユーチューバーデビューすればいいのだ。
さて実戦は橋本八段が徐々に優位を拡げ、勝勢になった。最後は△7七金の妙手でフィニッシュ。一局を拝見しただけだが、とても参考になった。
橋本八段はオールラウンドプレイヤーなので、なんでも指せる。本数が増えてくれば自分の勉強したい戦法も必ず出てくるわけで、これは将棋ファンにはうれしいチャンネルになった。
そして私は改めて思うのである。橋本先生、なぜ引退しちゃったのですか、と。