一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

竜王戦第1局は広瀬八段の勝ち

2022-10-08 22:58:50 | 男性棋戦
7日に開幕した第35期竜王戦七番勝負。第1局は107手まで広瀬章人八段が勝った。
角換わりで始まった本局、やがて銀交換になり、どちらの攻めが強いか、となった。そこで広瀬八段に銀捨ての強手が出た。
もっともそれはこの形での常套手段で、藤井聡太竜王も警戒していたはずだが、存外効いたようだ。
むろんこれでも簡単ではなかったが、広瀬八段は強手を織り交ぜ勝ち切った。
広瀬八段にとっては幸先いい1勝。戦前のインタビューでは、「第7戦まで行きたい」と抱負を述べていたが、この控えめなコメントが肩の力を抜いて、いい方向に転がったのではなかろうか。
それにしても藤井竜王は、タイトル戦の第1局に弱くなった。タイトル戦に出始めたころはそうでもなかったが、2021年は第62期王位戦、今年は第93期棋聖戦、第63期王位戦、そして今回と、いずれも第1局に負けている。しかも内容的にもよくない。
かつて大山康晴名人は、若手とのタイトル戦の第1局は負ける、という都市伝説があった。
ここで相手の棋力を測り、第2局からは本気を出して勝つ、というものだ。
では藤井竜王はというと、過去3回は、第2局以降を全勝。余裕の防衛となったのだった。
とすると第2局以降にますます注目が集まるが、ここで藤井竜王が勝てば振りだしに戻り、藤井竜王が有利。逆に広瀬八段が勝ったら、広瀬八段に「奪取」の目が出てくる。
第2局は21日、22日。

ああそうだ、本局の棋譜は読売新聞オンラインの竜王戦サイトで確認したのだが、画面の下に「読売新聞ご購読案内」の固定広告が掲出されていて、盤面が一部見えなかった。
ウチは少なくとも祖父の代から読売新聞を購読しているので書かせてもらうが、こんなに見にくかったら盤面の意味ないでしょ。アホなの?
ちょっとは将棋ファンの視点に立ってサイトを作ってくれ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする