今年の文化功労者に、加藤一二三九段(82歳)が選ばれた。1990年受賞の大山康晴十五世名人に次ぐ2人目の快挙である。
加藤九段はタイトル8期で、これは立派な勲章だが、群を抜いて多いというわけではない。
しかし14歳でプロデビュー、20歳で名人挑戦は、現在でも光輝く記録である。そして名人1期。この実績がとてつもなく大きく、これが文化功労者の決め手になった気がする。
というか、この間にひとりも受賞者がいなかったのか。中原誠十六世名人が受賞してもおかしくなかったと思うがそこはそれ、いろいろ事情があったのだろう。
さて加藤九段は記者会見で大変よろこび、藤井聡太竜王との対局を所望したという。
なんでも、対藤井用の「秘策」があるそうで、もし対局が実現したら、まず振り飛車を指すという。そこで藤井竜王は腰掛け銀でくる。そこで秘策があるという。
加藤九段の秘策は見たいが、それ以前に加藤九段の振り飛車を見たい。
むかし河口俊彦八段の「対局日誌」に記されていたが、控室にいた加藤九段が振り飛車の手をビシバシ当て、河口八段に「振り飛車もうまいじゃないですか」と言ったら、まんざらでもない顔をした、ということがあった。
実際加藤九段はひねり飛車を一時期得意にしていた。ひねり飛車は石田流の親戚みたいなものだから、振り飛車がまったく不案内というわけではないのだ。
そこで、だ。どこかのスポンサーが、加藤九段VS藤井竜王のお好み対局を企画してくれまいか。
「将棋世界」がいちばんいいのだろうが、接戦ではなく、拙戦になる可能性もある。でも優秀な観戦記者を付ければ、うまく料理してくれるのではないか。
まあふつうに考えれば、リアルタイムで放送ができる、ABEMAが妥当であろう。
藤井竜王が多忙を極めているのは分かるが、藤井竜王だって加藤九段との再戦が叶うなら、よろこんで時間を捻出するだろう。
どなたか企画書を書いてくれませんか。
加藤九段はタイトル8期で、これは立派な勲章だが、群を抜いて多いというわけではない。
しかし14歳でプロデビュー、20歳で名人挑戦は、現在でも光輝く記録である。そして名人1期。この実績がとてつもなく大きく、これが文化功労者の決め手になった気がする。
というか、この間にひとりも受賞者がいなかったのか。中原誠十六世名人が受賞してもおかしくなかったと思うがそこはそれ、いろいろ事情があったのだろう。
さて加藤九段は記者会見で大変よろこび、藤井聡太竜王との対局を所望したという。
なんでも、対藤井用の「秘策」があるそうで、もし対局が実現したら、まず振り飛車を指すという。そこで藤井竜王は腰掛け銀でくる。そこで秘策があるという。
加藤九段の秘策は見たいが、それ以前に加藤九段の振り飛車を見たい。
むかし河口俊彦八段の「対局日誌」に記されていたが、控室にいた加藤九段が振り飛車の手をビシバシ当て、河口八段に「振り飛車もうまいじゃないですか」と言ったら、まんざらでもない顔をした、ということがあった。
実際加藤九段はひねり飛車を一時期得意にしていた。ひねり飛車は石田流の親戚みたいなものだから、振り飛車がまったく不案内というわけではないのだ。
そこで、だ。どこかのスポンサーが、加藤九段VS藤井竜王のお好み対局を企画してくれまいか。
「将棋世界」がいちばんいいのだろうが、接戦ではなく、拙戦になる可能性もある。でも優秀な観戦記者を付ければ、うまく料理してくれるのではないか。
まあふつうに考えれば、リアルタイムで放送ができる、ABEMAが妥当であろう。
藤井竜王が多忙を極めているのは分かるが、藤井竜王だって加藤九段との再戦が叶うなら、よろこんで時間を捻出するだろう。
どなたか企画書を書いてくれませんか。