一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

10月17日の対局結果の雑感

2022-10-18 23:38:19 | 将棋雑記
きのう17日の日本将棋連盟の対局は、なかなかに興味深いカードが多かった。
まず、王座戦の堀口一史座七段VS加藤桃子女流三段戦は、加藤女流三段の勝ち。堀口七段はまた昇段おあずけで、マジック1から10連敗(11連敗?)となった。
さすがに堀口七段、ファンを長期間、楽しませてくれるのである。
続いて棋王戦の藤井聡太竜王VS豊島将之九段戦。勝てば勝者組ベスト4で、敗者復活が約束される、大きい一番だ。
結果は藤井竜王の勝ち。私はABEMAを常時見ていたわけではないが、藤井竜王の序盤の作戦勝ちから、有利→優勢→勝勢と、いつもの勝ち方だった。
それにしても、豊島九段は藤井竜王に勝てなくなった。今回も、最後は藤井竜王が勝つんだと思ったが、果たしてそうだった。
ちなみに、豊島九段から見た対藤井竜王戦は、
○○○○○○●○●●●○●●○●●●●●●●○○●●●●●
の11勝18敗。最初の6連勝を除くと5勝18敗である。どこかで流れが変わってしまったのか。やはり、昨年の第62期王位戦で、1勝4敗で敗退したことだろう。その後の戦いも目を覆うばかりだ。
豊島九段が藤井竜王との対局に少しでも抵抗を感じているのなら、豊島九段との対局を愉しんで指している藤井竜王に勝てるわけがない、ということになる。
王座戦はほかに、所司和晴七段VS川上猛七段戦があり、川上七段の勝ち。フリークラス10年目の川上七段は最後のチャンスだが、今年度はこれで2勝5敗。もはや引退濃厚だが、竜王戦は4組に昇級したのが救いだ。
女流順位戦はC級1回戦が6局行われた。今期から対局を何回かに分けて行うようだが、一斉対局に戻してもらいたい。
田中沙紀女流1級は藤田綾女流二段と戦い、負け。前期も1回戦で負けたからアレだがC級はやはりレヴェルが高い。田中女流1級は、まず残留が目標だろう。
なおLPSA勢は、船戸陽子女流三段、礒谷真帆女流初段も負け。LPSAの厄日になってしまった。
コメント
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