6日に行われた第35期竜王戦ランキング戦5組・昇級者決定戦で、折田翔吾四段が南芳一九段に勝ち、4組昇級を決めた。
折田四段は3位決定戦で石川優太四段に敗れたが、2組在籍の橋本崇載八段が引退したため、今期は3組から下の昇級枠が1つ増え、今回の戦いは「5位決定戦」だった。折田四段はギリギリ滑りこんだわけだ。思えば大野八一雄七段も、このケースで5組に昇級したものだ。
折田四段は2期連続昇級につき、五段昇段のおまけがついた。
フリークラス在籍で4組は珍しいが、フリークラスから入った棋士の竜王戦成績はどうだったのだろう。以下に記してみる。
伊奈祐介七段…1998年4月四段。2001年5月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
瀬川晶司六段…2005年11月四段。2009年5月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
伊藤真吾六段…2007年4月四段。2011年10月、順位戦C級2組昇級を決める。このときの勝利で、竜王戦5組昇級も同時に決める。
渡辺正和六段…2008年10月四段。2011年1月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
渡辺大夢六段…2012年10月四段。2015年7月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
今泉健司五段…2015年4月四段。2016年11月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
佐々木大地七段…2016年4月四段。2017年2月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
古賀悠聖四段…2020年10月四段。2021年9月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
ご覧のように、フリークラス脱出を決めた時点で、ほとんどの棋士が竜王戦は6組在籍である。折田五段の4組昇級はそれだけ偉業といえる。
上記8名の中で、竜王戦の最高は、伊奈七段、伊藤六段の3組。折田五段もあと一息だが、それより順位戦昇級を何とかしなければならない。
しかし竜王戦も4組になればアタリも厳しくなるだろうし、加古川青流戦のように、出場できない棋戦も出てくる。
これまでの最長期間は、伊藤六段の4年6ヶ月。最年長昇級は、今泉五段の43歳。折田五段は四段昇段後、すでに2年6ヶ月が経っている。
折田五段は今年度6勝6敗。昇級の目は作れておらず、順位戦昇級までまだしばらく時間がかかる。
さてどうなるか。
折田四段は3位決定戦で石川優太四段に敗れたが、2組在籍の橋本崇載八段が引退したため、今期は3組から下の昇級枠が1つ増え、今回の戦いは「5位決定戦」だった。折田四段はギリギリ滑りこんだわけだ。思えば大野八一雄七段も、このケースで5組に昇級したものだ。
折田四段は2期連続昇級につき、五段昇段のおまけがついた。
フリークラス在籍で4組は珍しいが、フリークラスから入った棋士の竜王戦成績はどうだったのだろう。以下に記してみる。
伊奈祐介七段…1998年4月四段。2001年5月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
瀬川晶司六段…2005年11月四段。2009年5月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
伊藤真吾六段…2007年4月四段。2011年10月、順位戦C級2組昇級を決める。このときの勝利で、竜王戦5組昇級も同時に決める。
渡辺正和六段…2008年10月四段。2011年1月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
渡辺大夢六段…2012年10月四段。2015年7月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
今泉健司五段…2015年4月四段。2016年11月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
佐々木大地七段…2016年4月四段。2017年2月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
古賀悠聖四段…2020年10月四段。2021年9月、順位戦C級2組昇級を決める。このとき、竜王戦は6組。
ご覧のように、フリークラス脱出を決めた時点で、ほとんどの棋士が竜王戦は6組在籍である。折田五段の4組昇級はそれだけ偉業といえる。
上記8名の中で、竜王戦の最高は、伊奈七段、伊藤六段の3組。折田五段もあと一息だが、それより順位戦昇級を何とかしなければならない。
しかし竜王戦も4組になればアタリも厳しくなるだろうし、加古川青流戦のように、出場できない棋戦も出てくる。
これまでの最長期間は、伊藤六段の4年6ヶ月。最年長昇級は、今泉五段の43歳。折田五段は四段昇段後、すでに2年6ヶ月が経っている。
折田五段は今年度6勝6敗。昇級の目は作れておらず、順位戦昇級までまだしばらく時間がかかる。
さてどうなるか。