一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第3期女流順位戦雑感

2022-10-13 23:24:54 | 女流棋戦
きのう12日に、第3期女流順位戦が開幕した。
では、各クラスの雑感を記してみよう(リーグ表は省略)。

A級……
白玲への挑戦は、西山朋佳白玲か里見香奈女流五冠であろう。このふたりはちょっと抜きん出ている。
残留争いは熾烈なものになる。なにしろタイトル戦未経験者は、加藤圭女流二段だけである。その加藤女流二段も実力があり、誰が脱落するのか、見当がつかない。残留へは、順位がモノをいうだろう。

B級……
B級は、鈴木環那女流三段と香川愛生女流四段の実力が頭ひとつ出ている。
B級は降級が3名なので、A級よりも厳しい。順位が下位の女流棋士はさらに厳しい。とりあえず4勝を挙げたいところだ。

C級……
C級は19名の参戦。全8回戦なので、このクラスから運不運が生じる。しかし室谷由紀女流三段と清水市代女流七段は、相手が誰でも昇級しなければならない。
降級争いは熾烈だが、上の定義から、室谷女流三段と清水女流七段に当たっていない女流棋士は、残留の確率が高くなる理屈だ。

D級……
D級は前期の27名から32名に増えた。よって前期の田中沙紀女流1級のように、最下位から捲ることは相当に難しい。いまさらながら前期田中女流1級は、すんでのところをよく抜け出した。
以前も記したが、個人的には渡辺弥生女流初段に注目している。持ち時間をフルに使い、一局を大切に指せば、昇級も夢ではない。
ほかには今期新参加の7名にも注目している。昨日の女流順位戦D級では6名が対局に臨み、5勝1敗だった。7名の中からひとりでも昇級してくれれば、シンデレラドリームになる。
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