一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋ペン倶楽部 通信60号

2022-12-21 23:19:44 | 将棋ペンクラブ
先週、「将棋ペン倶楽部 通信60号」が送られてきた。
表紙は「第34回将棋ペンクラブ大賞贈呈式」の記念写真。11月13日に開催されたものだが、写真は間に合った。レポートは次号掲載だが、誰が書くのか楽しみである。
今号も常連の書き手が勢ぞろい。「木村晋介会長の喜寿を祝う会」は、Wada氏によるレポート。レポートを受けるに至った経緯、木村会長の著した本の名場面など、当日以外の出来事が面白い。観戦記者が変われば観戦記が変わるのと同じく、本レポートには独特のWada節が炸裂している。
幹事Akuさんは、高田馬場にある将棋カフェの紹介。意外、といってはかなり失礼だが、Akuさんはかなりの書き手である。前回読んでその思いを抱いたが、今回読んで、それが確信に変わった。
ほかは、幹事のM氏が本名で久々の投稿である。「次の一手」の正解が大駒の不成だったのだが、M氏は稚気を出し、コンピューターソフトに掛けてみる。するとAIの答えは……。
きっかり2頁でまとめるあたり、さすがの手腕である。
K氏の投稿は、会員H氏の投稿について反論があったが、その反論である。これをやると際限がなくなるが、H氏擁護の文章もないと公平性を欠く。どちらが正しいということではなく、いろいろな考えがあっていい。
美馬和夫氏とH氏は、有吉道夫九段の追悼文。美馬氏のそれは安定の内容だが、H氏もそれも、劣らず読ませる。以前も書いたが、H氏は追悼文を書かせたら一級品だ。これは私がいくら努力しても書けないものである。
編集日誌は湯川博士幹事。2/3頁ながら研ぎ澄まされた文章で、何度も味わいたくなる。
以上、通信号ながら読み応えのある48頁。編集に携わった幹事の皆様に御礼を申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする