将棋界には3人の「佐々木七段」がいる。そのうちの2人、佐々木勇気七段と佐々木大地七段が、2月28日に行われた第94期棋聖戦決勝トーナメント1回戦でそろって勝ち、2回戦にコマを進めた。
今期勇気七段は二次予選から出場し、今回は久保利明九段を破った。
いっぽう大地七段は、何と決勝トーナメントから出場。前期は一次予選から出場し4連勝、二次予選も勝ち抜き、決勝トーナメントでも2勝した実績が評価された。そして今回は大橋貴洸七段を破った。大橋七段は通算勝率7割越えの強豪であり、ここで勝つのは素晴らしい。
かように大地七段は毎年よく勝っているのに、それが目に見える結果として反映されない。勇気七段と大地七段については、2021年7月6日も記事にしたので話がダブるが、大地七段はきょう現在249勝107敗で、通算勝率.6994である。ふつうこれだけ勝っていればA級にいてもおかしくないし、タイトル戦に出ていても納得できる。
ところが大地七段は順位戦はC級2組、竜王戦は4組である。タイトル戦は、棋王戦で挑戦者決定戦までいったことがあるが、登場はない。
そのほか王位戦では、今期で7期連続のリーグ参加となる。王位戦は陥落が4名+4名で入れ替わりが激しい。そんな中で7期在籍は偉業といえる。
今期順位戦は現在7勝2敗だが、下位の古賀悠聖四段が8勝1敗で自力。また、1枚上に7勝2敗の梶浦宏孝七段がいる。よって、今期も相当厳しい。
ちなみに、勇気七段はB級1組で8勝3敗。最終戦の屋敷伸之九段に勝ち、下位で9勝2敗の中村太地七段が羽生善治九段に敗れれば、順位の差で逆転昇級となる。
どちらにも昇級してもらいたいが、棋聖戦も大事である。どちらも挑戦者決定戦まで勝ち進み、佐々木七段対決が実現すれば愉快だ。
今期勇気七段は二次予選から出場し、今回は久保利明九段を破った。
いっぽう大地七段は、何と決勝トーナメントから出場。前期は一次予選から出場し4連勝、二次予選も勝ち抜き、決勝トーナメントでも2勝した実績が評価された。そして今回は大橋貴洸七段を破った。大橋七段は通算勝率7割越えの強豪であり、ここで勝つのは素晴らしい。
かように大地七段は毎年よく勝っているのに、それが目に見える結果として反映されない。勇気七段と大地七段については、2021年7月6日も記事にしたので話がダブるが、大地七段はきょう現在249勝107敗で、通算勝率.6994である。ふつうこれだけ勝っていればA級にいてもおかしくないし、タイトル戦に出ていても納得できる。
ところが大地七段は順位戦はC級2組、竜王戦は4組である。タイトル戦は、棋王戦で挑戦者決定戦までいったことがあるが、登場はない。
そのほか王位戦では、今期で7期連続のリーグ参加となる。王位戦は陥落が4名+4名で入れ替わりが激しい。そんな中で7期在籍は偉業といえる。
今期順位戦は現在7勝2敗だが、下位の古賀悠聖四段が8勝1敗で自力。また、1枚上に7勝2敗の梶浦宏孝七段がいる。よって、今期も相当厳しい。
ちなみに、勇気七段はB級1組で8勝3敗。最終戦の屋敷伸之九段に勝ち、下位で9勝2敗の中村太地七段が羽生善治九段に敗れれば、順位の差で逆転昇級となる。
どちらにも昇級してもらいたいが、棋聖戦も大事である。どちらも挑戦者決定戦まで勝ち進み、佐々木七段対決が実現すれば愉快だ。