西山朋佳女流二冠は、2月24日の第49期女流名人戦第4局で伊藤沙恵女流名人に勝って女流名人位を獲得、女流三冠になった。
が、タイトルがひとつ増えて女流三冠? 女流四冠のときもあったのに、なぜこんなにタイトルが少ないんだ? と、私は訝しんだのである。
西山女流三冠が女流棋士に転向したのは2021年4月1日。そのときタイトルは女王、女流王座、女流王将と保持していた。これら3つは奨励会員が参加できるタイトル戦のすべてで、要するにコンプリートしていたわけだ。
まあそれも道理で、西山女流三冠は、奨励会三段リーグで14勝を挙げた猛者である。いわば「実力四段」が女流棋界に紛れたようなもので、そりゃあタイトル獲得も当然である。そしてそんな彼女が女流棋戦に専念したら、タイトルを総ナメするのも夢ではないと思った。
ところが女流棋界はそんなに甘くなかった。西山女流三冠は廻りの期待に反し、タイトルの増減を繰り返した。それがかなりややこしいので、備忘録という意味でも、一覧にしてみた(日付はタイトル戦最終日)。
2021年4月1日 女王(3期)、女流王座(1期)、女流王将(1期)
2021年10月16日 白玲、女王、女流王座、女流王将
2021年11月4日 白玲、女王、女流王座
2021年12月7日 白玲、女王
2022年10月21日 女王
2022年10月28日 女王、女流王将
2023年2月24日 女王、女流名人、女流王将
2021年10月16日、第1期白玲戦で渡部愛女流三段に勝ち白玲を獲得、女流四冠になったまではよかった。
ところがそこから、里見香奈女流五冠に女流王将、女流王座、白玲と次々にタイトルを取られ、一冠に転落してしまった。
この間、マイナビ女子オープンでは里見女流五冠相手に防衛しているが、白玲の敗退があまりにも痛く、トータルでは大損である。
もっとも女流一冠は1週間で返上し、冒頭に記したとおり現在は女流三冠まで戻ったのだが、私としては物足りないのである。
今年はもう登場できないタイトル戦もあるからアレだが、年内に女流五冠くらいは行ってもらいたい。
が、タイトルがひとつ増えて女流三冠? 女流四冠のときもあったのに、なぜこんなにタイトルが少ないんだ? と、私は訝しんだのである。
西山女流三冠が女流棋士に転向したのは2021年4月1日。そのときタイトルは女王、女流王座、女流王将と保持していた。これら3つは奨励会員が参加できるタイトル戦のすべてで、要するにコンプリートしていたわけだ。
まあそれも道理で、西山女流三冠は、奨励会三段リーグで14勝を挙げた猛者である。いわば「実力四段」が女流棋界に紛れたようなもので、そりゃあタイトル獲得も当然である。そしてそんな彼女が女流棋戦に専念したら、タイトルを総ナメするのも夢ではないと思った。
ところが女流棋界はそんなに甘くなかった。西山女流三冠は廻りの期待に反し、タイトルの増減を繰り返した。それがかなりややこしいので、備忘録という意味でも、一覧にしてみた(日付はタイトル戦最終日)。
2021年4月1日 女王(3期)、女流王座(1期)、女流王将(1期)
2021年10月16日 白玲、女王、女流王座、女流王将
2021年11月4日 白玲、女王、女流王座
2021年12月7日 白玲、女王
2022年10月21日 女王
2022年10月28日 女王、女流王将
2023年2月24日 女王、女流名人、女流王将
2021年10月16日、第1期白玲戦で渡部愛女流三段に勝ち白玲を獲得、女流四冠になったまではよかった。
ところがそこから、里見香奈女流五冠に女流王将、女流王座、白玲と次々にタイトルを取られ、一冠に転落してしまった。
この間、マイナビ女子オープンでは里見女流五冠相手に防衛しているが、白玲の敗退があまりにも痛く、トータルでは大損である。
もっとも女流一冠は1週間で返上し、冒頭に記したとおり現在は女流三冠まで戻ったのだが、私としては物足りないのである。
今年はもう登場できないタイトル戦もあるからアレだが、年内に女流五冠くらいは行ってもらいたい。